熊蟄穴(皇紀弐千六百七十六年十二月十四日 弐)

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 今は、七十二候 大雪 次候 熊蟄穴です。「くまあなにこもる」と讀みます。

 熊が冬ごもりの時期に入り、穴にこもる頃です。春になるまで、穴の中で過ごします。熊だけではなく、しまりすや蛙、こうもりも冬ごもりを始めます。
 なんとメスのクマは、冬眠中に出産もするさうです。

 一年のうち もっとも寒い1月の終わり頃、ひとりで1〜2頭の赤ちゃんを産んで寢たまま育てるといふのです。

 絶食状態で出産するのもすごいですが、それから4ヶ月間、飲まず食わずで(そのうえ排尿排便もしないで)授乳すると聞いてさらにびっくりです。熊恐るべし。

 お乳を飲んでは眠ってゐた赤ちゃんも、3月には穴の中をハイハイしたりするようになり・・・お母さんは毛皮下の脂肪がすっかりなくなって、体重が4分の3くらいになるといひます。

 頭数が増えて穴から出てきた熊。冬眠明けは、吐き気・下痢の作用があるミズバショウの根茎や大量のクマザサを食べ、 體内の毒素をすっかり出し終わってから 地上生活を再開するさうです。熊が好きになりさう。

冬眠と いふ大事業 こなしながら 命をつなぐ 自然の摂理

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このページは、宝徳 健が2016年12月14日 05:47に書いたブログ記事です。

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