私は東京オリンピックの時が六歳で。メキシコオリンピックが十歳。なので、東京オリンピックはただひたすらテレビの前で應援していたやうな記憶があります。それでも、重量挙げの三宅選手、東洋の魔女、体操日本は、なんとなく記憶にあります。
ベラ・チャフラフスカさんはチェコ・スロバキアの体操の選手です。彼女は、東京オリンピックでもメキシコオリンピックでも大活躍したので覺へてゐます。
彼女は日本を愛しました。
ベラ・チャフラフスカさんはチェコ・スロバキアの体操の選手です。彼女は、東京オリンピックでもメキシコオリンピックでも大活躍したので覺へてゐます。
彼女は日本を愛しました。
「桜色の魂 チャスラフスカはなぜ日本人を50年も愛したのか 長田渚左 集英社」
ぜひ、お讀みください。、なんと素晴らしい本でせうか。
プラハの春(含むチェコ事件)をご存知ですか?チェコ・スロバキアの民主化運動をソ連が戰車をぶちこんでぶっ潰した事件です。 昭和四十三年(1968年)です。共産主義や社會主義とはかういふものですが、天安門事件なども含め、知らない日本人が多くなったのも事實です。その運動にもチャフラフスカさんは参加してゐます。信じられないやうなつらい目にも逢つてゐます。
著者がこの本を書くときに、チャスラフスカさんに、インタビューの後にお礼として、プラハの生花店で購入したオランダ直送のチューリップの花束を渡しました。チャスラフスカさんが言いました、「すごくきれいね。日本はもうすぐ櫻」と。そして、チャフラフスカさんが著者に差し出した名刺のアドレスには「SAKURA@・・・・」と記されていたさうです。
良い本に出逢つたときは、心が清々しくなります。そして云ひたくなります。「感謝します」と。本とはなんと素晴らしいものなのでせう。歴史の學びと共産・社會主義の卑劣さを知る機會にもなります。
身を挺し 激動に生く 人生は 櫻がささへ 櫻とともに
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