微酔機嫌(皇紀弐千六百七十六年十二月十七日)

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 私はあまり忘年會といふのはやらないんですが、昨日は、若い人たちと忘年會をしてきました。樂しかつた。

 歸つてきたら事務所同室のYTJがいました。彼は徹夜で仕事をしてゐるのに、私はソファーでおねんね。すみません・・・・・。ちやうどよい 微酔機嫌でした。「ほろよいきげん」と讀みます。
 我が國の先輩たちは字を創る名人ですね。「微酔」で ほろよい なんて。「ほろ苦い」「ほろ甘い」の「ほろ」も同じです。「微」といふ言葉は素敵です。

 だから、昨日書いたやうに「ビミョー」なんていふ使い方はしないでください。日本語の美しさが損なはれてしまひます。

 「少しお酒を飲んでよい氣持ち」=微酔  おっと違ふか。少しぢやあないや。

 「微酔機嫌」は、「一杯機嫌」「小半(こなから)機嫌」とも云ひます。小半は、一升の四分の一です。ほどほどの飲み方がいいのですね(汗)。

 さうだ、東京に、「こなから」といふ、とてもおいしい おでん屋さんがあります。

 あ~、行きたくなつてきた。寒いもんね。

       凍えさうな 寒い夜にも 熱燗に おでんとくれば もうそれでよし


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このページは、宝徳 健が2016年12月17日 05:00に書いたブログ記事です。

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