昨日の記事の續きです。PCに騙され続けてきた大衆。そして、グローバリズムといふ美名のものに行はれてきた愚行の數々をおしりください。そして、それに便乘したメディアの醜さも。
この二十年余りの間、世界をけん引してきたのはグローバリズム(ヒト・モノ・カネが自由に国境をこえる。そのための小さな政府、規制撤廃、自由競争など)だった。これを推進してきたのはエスタブリッメント、すなわち利得者とも言える政官財、そしてそこに寄り添うことで恩顧を得ようとしてきたメディア、御用学者、評論家などであった。彼らはグローバリズムのための「改革」を次々に煽り、実行し、国富を1%の富裕層と大資本に集中させた。福祉切り捨てや、競争社会による弱者の量産に対する人々の不平不満を散らすための手段として用いたのがPC(ポリティカル・コレクト=人道、人権、公正、弱者への配慮、反差別などの尊重)だった。これに抵触する言葉、人間、組織などは徹底的に糾弾された。政治家の取るに足らないし失言に騒ぎ立て、言葉狩りまでが行われた。 つづく
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