福岡高校テニス部日誌 S(皇紀弐千六百七十七年二月十六日 四)

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 今よりも、純粋にそして懸命に生きた高校時代。部長もコーチもいないに等しかつた私たち、福岡高校硬式テニス部(昭和五十二年)は、全國大會に出場しました。何もかもが手探りでした。學校からおりてくる與算もほとんどありませんでした(野球部などは弱かつたのに私たちの倍はあつた)。みんなで月に千円ずつ祓ひ、ボールを賈つたりしました。テニスシューズは、一番安い、スイングベア。いきつけのテニスショップかわので、つけにしてもらい、分割で祓ひました。

 當時、全國大會で、何連覇もしてゐた柳川商業に練習試合に行つたとき、クレーコート7面、ハードコート3面。ボールはすべてニューボール、ガットはシープガット(羊の腸でつくったガット:最高級。私たちはナイロンガット)、シューズはコンバース・・・・・。うらやましかつたなあ。

 先日のテニス部日誌C(キャプテンとしての私の日誌)で、ボールのところで「ニュー缶」といふのは、まだ、缶をあけていないボールです。ニュー缶から出した直後が「ニューボール」。少し使うと「セットボール(ストロークボール)」になります。セットボールの毛がとれて空気も抜けたものが「クソボール」です。くそボールは、ボレーやスマッシュの練習に使ひます。

 さて、今日は誰かな。 今日は Sです。部員の日誌です。
10月1日(金)     安河内A

(ボールの数 3巻分のストロークボール)

練習内容 ストローク、サーブ、2:1、トレーニング(一年)

       試合 森‐岡村(シンブル)  宝徳:高橋‐磯野・前田(ダブルス)

       ランニング、サーキット

欠席者 1年 浅川、中島、弥永、小山(早退)
      2年 中園さん、尾上さん、埜田さん

感想
 トレーニングはいつしても苦しい。腕立て100回したあとは、腕の感覚がなくなるようだ。しかし、トレーニングから腕立てと腹筋をなくすそうだ。サーキットをするからだが、そのかわり背筋なんかの数をふやすそうだ。かたぐるまにしてする運動は今まで25回だったが、これ以上ふえると腰がどうにななってしまいそうだ。

 新入部員が一人来た。日曜日から来るそうだが、トレーニングなんか一日目からできないんではないだろうか。

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このページは、宝徳 健が2017年2月16日 04:13に書いたブログ記事です。

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