葵の上と六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)の確執からでしたね。
六畳御息所は、十分幸せになつてよい女性です。なのに東宮(皇太子)である夫には早世され、光源氏は浮氣者、葵の上にはあなどられました。もともとプライドは髙く、一途な性格で、傷つきやすいタイプです。さらに高貴。私たち下々の者にはこの苦しみはわかりません。
さて、葵の上の妊娠の経過がよくありません。
六畳御息所は、十分幸せになつてよい女性です。なのに東宮(皇太子)である夫には早世され、光源氏は浮氣者、葵の上にはあなどられました。もともとプライドは髙く、一途な性格で、傷つきやすいタイプです。さらに高貴。私たち下々の者にはこの苦しみはわかりません。
さて、葵の上の妊娠の経過がよくありません。
加持禱祷も始まります。
當時は、憑坐(をりました)といふ風俗がありました。苦しんでゐる人の體内に宿る、もののけや惡霊を禱祷師が引き出し、それをそらにゐる人に移してしまひます。その移される役割を憑坐と云ひました。移された人はたいしたこごがないさうです。
葵の上の場合、いろいろな、もののけや生霊が宿つていて、やんごとない禱祷によりたいがいは憑坐に移つてくれるのですが、どうしてもだめなのが一ついます。しつこくついていて離れません。葵上は苦しみつづけます。
光源氏としても、正妻の病氣ですから、そう遊びまはつてゐるわけにもいきません。
さあ、みんなで、もののけの正體さがしがはじまります。みなさんは、誰だと思ひますか?
當時は、憑坐(をりました)といふ風俗がありました。苦しんでゐる人の體内に宿る、もののけや惡霊を禱祷師が引き出し、それをそらにゐる人に移してしまひます。その移される役割を憑坐と云ひました。移された人はたいしたこごがないさうです。
葵の上の場合、いろいろな、もののけや生霊が宿つていて、やんごとない禱祷によりたいがいは憑坐に移つてくれるのですが、どうしてもだめなのが一ついます。しつこくついていて離れません。葵上は苦しみつづけます。
光源氏としても、正妻の病氣ですから、そう遊びまはつてゐるわけにもいきません。
さあ、みんなで、もののけの正體さがしがはじまります。みなさんは、誰だと思ひますか?
コメントする