徒然なるままに

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 古代支那の兵法に「離間の計」といふものがあります。要は敵國の分斷を図り、相手を弱體化させるといふものです。孫子の兵法にもあるように、「兵は詭道なり(戰ひとは騙しあいである)」です。實際に武力での戰爭をするとなると、國力の消耗は著しく、下手をすれば國が潰れかねません。なので、普段は、諜報で相手を弱めろといふことです。そのためには女でも金でもふんだんに使います。戰爭をするより安いものです。

 今、組織犯罪防止法改正案(テロ等準備罪)で、左翼勢力が世論を煽つてゐます。居酒屋で上司の惡口を言つてもダメだ~と叫んでいます。スパイ防止法さへ成立させることができない我が國。つまり、國を弱體化させることを選んでゐることになります。我が國が弱體化して一番喜ぶのは支那です(まだたくさんありますが)。といふことは、反對してゐる、朝日新聞をはじめとするメディアや、政治家などは、支那から金をもらつて支那がしかける我が國への離間の計に手を貸してゐるとしか考へられません。

 私が野党なら、かう叫びます。「そんな甘い法案で、國が護れるのか」と。
 大好きな、大好きな、大好きな正岡子規生誕百五十年です。

 偉大なことを成し遂げた人を「偉人」。國を救つた人を「英雄」と云ひます。英雄とは政治家や軍人などが英雄として知られることが多いのですが、文化人も例外ではないと思ひます。我が國の文學を救つたと云ふ觀點では、正岡子規は英雄中の英雄です。彼がいなかつたら、我が國の文學は間違つた方向へと進んでいたでせう。天が、正岡子規に三十五年弱の短い命を與へ、我が國の文學を立て直したあと、その使命を終へると、すぐに天に召しました。

 脊椎カリエスといふ絶望的な病魔に侵されながら、なんといふ明るさ、なんといふ正しさ、なんといふ好奇心。明治の男たちのすごさですね。「俳人蕪村」「病床六尺」「墨汁一滴」「歌よみに與ふる書」・・・・全部持つてゐます。若いころ、むさぼるやうに讀みました。

 いいなあ、いいなあ。子規はいいな~。

 あっ、さういふ意味で言へば、井上毅も英雄ですね。彼がいなかつたら、教育勅語も大日本帝國憲法も曲がつたものになつていました。我が國は、精神的支柱を失つていたでせう。

 我が國で最も大切な三つの精神的支柱、「十七条憲法」「大日本帝國憲法」「教育勅語」。このうち二つを失ひ、そして、ひとつは學習することもなくなりました。その結果、今の、我が國がこれほど醜くなってしまったことで、この三つの精神的支柱の大切さがわかります。

 四月二十九日~五月二十九日まで、松山市立子規記念博物館で「子規・漱石・極堂―俳句革新の地 松山」が開催されるみたいです。行きたいな~。

 北朝鮮が、バンバン、ミサイルを飛ばしてゐます。早く、まともな國家安全保障が政策論議される國會になつてほしい。 をはり
 

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このページは、宝徳 健が2017年4月 7日 08:01に書いたブログ記事です。

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