葭始生(皇紀弐千六百七十七年四月二十二日)

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 あ~、調子惡いなあ。體調も少し惡くて、寢てゐました。リズムが惡いんだよな~。なんでだろう???

 いけないいけない。惱むときはたいてい自分の努力不足。他のせいにしないやうに。

 昼間寢ていたから目がさえてしまつて・・・。ブログを書きます。本を讀みます。

 20日から、二十四節氣(にじゅうしせっき) 穀雨(こくう)ですね。 地上にあるたくさんの穀物に、たつぷりと水分と榮養がためこまれ元氣に育つやうに天が惠の雨を降らしてくれる頃です。

 そして、七十二候(しちじゅうにこう)は、穀雨 初候 葭始生(あしはじめてしょうず)です。

 水辺の葭が芽吹き始め、山の植物、野の植物が緑一色に輝き始める頃です。葭は、最終的にすだれや屋根などに形を変え、人々の生活を手助けしてくれます。

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難波江(なにわえ)や干潟のかぎり葦の角


 大好きな正岡子規の句です。

 葦の新しい芽を、季語では「葦の角」といいます。地下茎から出でた芽が、まるで角のように尖っていることからつけられました。

 「あし」は「悪(あ)し」にも通じていることからなのか、「善(よ)し」という別名もあります。大阪では、「難波草(なにわぐさ)」 。伊勢では「浜荻」とも呼ばれています。


和歌の浦に 潮みち来れば 潟をなみ 葦べをさして 鶴鳴きわたる(山部赤人)

難波人 葦火たく屋の 煤(す)してあれど おのが妻こそ 常めづらしき(万葉集)


 和歌はすごいですね。千年以上も前の情景が現代によみがへります。

 命が芽吹く季節です。そして、早い地域では、もう田植ゑが始まりました。樂しみませう。

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このページは、宝徳 健が2017年4月22日 00:56に書いたブログ記事です。

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