計画停電が實施されたとき、電車の本數が削減されたこともあり、東京のどの駅も乗客が入りきれない大混雑になりましたが、人々は文句を言ふこともなく、駅員の指示に從ひ、整然と行列をつくつて待つてゐました。
それを見たあるドイツ人が「日本人はアーミーか」と叫んだそうです。軍隊でしか考えられないような規律正しさを、我が國國民は示したのです。
アメリカCNNテレビ 住民たちは冷静で、自助努力と他者との調和を保ちながら礼儀を守っている。(ハリケーン被害に遭ったニューオーリンズの略奪行為と比較しながら)そんな動きはショックを受けるほど皆無だ。 |
支那 新華社通信 信号機が停電し、交差点に警察官も立っていないのに、ドライバーはお互いに譲り合い、混乱はまったくない。(被災者が順番を守り、列を作って少ない食物を平等に分配し、しかも全員が感謝の意を表していることに)われわれ中国人は、モラル、道徳心の面ではまだまだ日本には遠く及ばない。被災した日本人に学ばねばならない。 |
福島第一原発では、自衛隊員・消防隊員・警察官・東京電力社員等が、現場に赴き、命を懸けた原発対応、わが身の危険を顧みない行方不明者の捜索・救助にあたりました。
自衛隊が福島第一原發での放水作戦に出動が決まつた時、「これはいはば覚悟の作戰だ。強制はしない。行ける者は一晩じつくり考へて自分の氣持ちを固めてほしい」と述べた上官の言葉に対して、全員が躊躇なく「自分が行きます」と答へたさうです。そればかりか、年配者は若者には行かせまいとし、若者は家族がある年配者より自分が先に行かうとしました。だめ、このことを書くたびに涙が出てきます。
勤務先から直接、福島第一原發へ行くように出動命令が下つたある消防レスキュー隊の隊長が、家族に対して「必ず歸つて来るから、それまで安心して待つていてほしい」とメールをしたところ、奧様から「家族のことは心配なさらず、日本の救世主になつてください」というメールが返つて來たさうです。
この、いざというときに、自己を省みず公のために任務を遂行する我が國國民の姿勢こそ、日本人のDNAなのです。
一旦緩急アレハ、義勇公ニ奉シ(いったんかんきゅうあれば、ぎゆうこう にほうじ)
教育勅語のこの言葉が日本人のDNAを創つてゐます。
自衛隊や警察官や消防隊だけではありません。宮城県南三陸町職員で防災担当當をしてゐた遠藤未希さんは、最後まで「みなさん、津濤が來ます。逃げてください」という放送を續け、最後に津濤にのまれて亡くなりました。
私はこの話を聞いて、大東亞戰爭末期の、不埒なソ連の条約破りの侵攻のことを思い出しました。樺太 眞岡郵便局の電話交換手をしていた娘さんたちが、最後までソ連侵攻の状況を流し續け、最後は、「これが最後です。みなさん、さようなら、さようなら」と言つて自決していきました。
不埒な日教組による過った戰後教育により、我が國及び國民の心は、かなり疲弊しました。しかし、いざとなると違います。日本人としてのDNAがちゃんと残っています。
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