死なない食事(皇紀弐千六百七十七年五月四日)

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 私は、あまりノウハウ本とか健康本は賈ひません。といふかほとんど。

 でもたまに、さういふジャンルの中で「あれっ?これ」と氣になる本が出てきます。新聞や雑誌で紹介されているときに、その紹介されてゐる本が「きみ、これ讀んだはうがいいよ」と語りかけてきます。

 本日、紹介するのはそんな本です。

「奇跡のシェフ 写真」の画像検索結果


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 神尾哲夫さんは、平成25年に末期がんの宣告を受けます。末期ステージⅣ前立腺がんでPSAが1520もあつたさうです。基準値は4.0。

 前立腺がんは、男性ホルモン(主にテストステロン)の刺激によつて増殖するため、男性ホルモンを分泌してゐる睾丸の全摘をやつたさうです。さらに男性ホルモンの働きを封じるために、併せて女性ホルモン藥の使用も開始しました。なんと、乳房が出てくるさうです。ホルモン治療です。

 體調が著しく不安定になりました。治りません。次は抗癌剤治療と云はれたときに、醫者と決別したさうです。

 自分は料理人だと自覺し、食べ物で治さうと!

 昔の日本には、ほとんど癌がなかつた。日本食が一番ではないか?!

 フランス料理のシェフだつた神尾さんはそれまで一度も飲んだことがない日本茶を飲み、それまでほとんど口にしたことがない米(玄米)を食べるやうにしました。

軆土不二(しんどふじ):自分のクラス土地で採れた旬のものを食べてゐれば健康になる
一物全體(いちぶつぜんたい):一つの食物を丸ごといただく
陰陽:人間も食べ物もすべての物體が備へてゐる陰と陽の性質を賢く活かす

 この3つを基本にレシピを開發してゐます。

 この本を手にしたといふことは、天から、「食生活を一段と進化させなさい」「まだまだ長生きして天下國家に貢献しなさい(逆に云ふと、お前なんかまだまだ死なせるものか。そんなに樂にはさせないぞ)」といふ聲なのでせう。 

 私たちの年代にはお薦めの一冊です。

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このページは、宝徳 健が2017年5月 4日 03:23に書いたブログ記事です。

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