我が母校 福岡縣立福岡髙等學校は、今年が創立百年です。
写真でご確認できる通り、校門を入つたらすぐにフェニックスの木があります。
福中(福髙の前進)燒くとも、福中魂は燒けず
昭和二年六月二十三日に、(當時)福中は大火事にみまはれました。世に云ふ、「福中大火」です。駆け付けた教員・生徒が必死で書類や標本などを運び出しましたが、コンクリート造りの玄觀以外、校舎は燒け落ちてしまひました。
焦土を前にしても、福中魂は健在です。「福中燒くとも、福中魂は燒けず」をこれを合言葉にして誇りを以て再建に挑みました。
そして、昭和四年四月に鐵筋3階建ての新校舎が完工。どんな逆境にも決して屈しない精神を脈々と受け繼いできました。
創立五十周年のとき、OBからその不屈の精神のシンボルとして、このフェニックスの木が贈られたのです。
西日本新聞に、「福髙讃歌」として、百周年を讃へる記事が連載されてゐます。
「福髙讃歌」とは、私たちが、大好きな、福髙の歌のひとつです。
この髙校を出て本當によかつたと、胸を張つて云へない卒業生はいないのでは。ひとつひとつの思ひ出を囘顧すると胸が熱くなります。
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