命の手紙 22(皇紀弐千六百七十七年五月十七日 弐)

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 父と金亨貞さんのやりとりが續きます。
 -ソウル発-

 ソノカン(間)オカワリアリマセンカ。

 ご無沙汰致しまして申し訳ありません。

 本格的な炎暑の候となりました。奥様はいかがですか。気長に治療に専念なさるように申し上げてください。

 この前送ってくださった雪景色の写真すばらしいですね。日本はそんなに雪が多いのですか。ソウルの冬は寒さのために苦しみました。

 ハングルの勉強をかなり熱心にしているようですね。外国語を習うのは難しい事ではありますが、特に因縁のある隣の国の言葉ですから知っていても無駄ではないでしょうね。ひま、ひまに勉強してください。そのうちハングルの手紙が書けるようになると思います。

 さて、ツルチェックはなにか全く覚えてないですね。今もそんな清涼飲料水はありません。ツルチェックはつつじのことで飲み物と関係はありません。

[注記]
 あの頃、一升瓶に入った葡萄色をしたツルチェックという清涼飲料水があった。ハングルを勉強していたらツルチェック=つつじ の単語が出てきた。「つつじ」がなぜ清涼飲料水か。

つづく

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このページは、宝徳 健が2017年5月17日 09:38に書いたブログ記事です。

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