青森 4(皇紀弐千六百七十七年六月六日 七)

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 これを書いたら▲4です(明日の目標分を引いて)。

 さてさて、親父さんとの青森出張珍道中のつづきです。

 浅虫温泉って海に面していてとってもよい温泉です。一度行ってみてくださいね。
http://www.asamushi.com/ 浅虫温泉HP
 さて、次の日になりました。いよいよSSオープンの日です。

 満足に晩御飯を食べられなかった私は、もう、お腹がペコペコです。当時いくつだっけ? まだ30歳代でした。お腹がすくのは当たり前です。 それに、温泉旅館の朝ごはんっておいしいですよね~。もう、バクバク食べました。

 私の前に座っていた親父さんは、もう、うれしそうに目を細めて「お~、やっぱり、若い奴はいいな。ほれ、宝徳。おれのこのおかずを食べろ。ほれ、これも食え。ほれこれも食え」とおっしゃってくださいます。親父大好き。

 私は、この宇佐美の親父さんの、うれしそうな顔が大好きです。楽しそうに話をされるときは、この顔をされます。目を細めて、うれしそうに・・・。 この表情が観たいから会いに行っていたようなものです。この表情をされると胸がドキドキします。親父さんのこの表情に出会うと、「あ~、この人は、きっと恐いものは何もないんだろうな~。自分もこういう人間になりたいな~」と思いました。今でも思い出すと、なつかしくて涙がでそうになります。

 「ほれ、宝徳、茶碗をかしてみろ、俺がおかわりをついでやる」「いえいえ、そんなおそれおおい」「早くかせ!」と言って、おかわりをついでいただきました。なんとおいしいご飯でしょう。

 さて、オープンのSSに向かいます。途中、弘前城があります。ちょうど、四月の終わりか五月のはじめだったと記憶しています。テレビニュースで弘前城の桜が満開だと報道されていました。

「親父さん、中に入らなくてもいいから、ちょっとだけ、弘前城の桜を遠目でいいから観ませんか?」

 さっきまでの、優しい親父さんは、どこかへふっとんでいってしまいました。急に不機嫌になり、「お前はいったい何をしに来たんだ!」と怒鳴られました。はーい。

 SSのオープンのときの親父さんの行動はまたいつか書きますね。まあ、すさまじいというか、騒がしいというか(笑)。

 こういう出張でした。つまり、いつも仕事をしろっていうこと。親父さんは仕事をする人が大好きです。

 あるとき、ゴルフをやらない私が、どうしても、やらなくてはいけないことがあり、一日だけ、ゴルフに行きました。次の日、宇佐美本社に行くと、口をきいてくれません。一言だけ「俺は、仕事をほったらかしにして、平日にゴルフに行く奴は嫌いだ」ですって。普段はゴルフはしないことなど、いくら言い訳しても聞いてくれません。その日「親父さん、今日は、もう帰るわ」と言ったら、「おっ、そうだ、人からもらったゴルフボールがあるからお前にやる(親父はゴルフなんてしません)」ですって。だから、私はゴルフはやらないんだって。いやみかい(私をからかうのです)。

 日曜日や正月に仕事の話をしにいくとものすごく喜びます。また、私が独立した後、家によく電話がありました。私が土日仕事でいないことを知ると、私の家族に「そうですか~、宝徳さんは仕事ですか~」って、とっても喜んでくれたそうです。

 まっ、話を戻して、このような青森の想い出がありました。東北新幹線全通の話からずいぶん長くなりましたが。っで、名古屋に帰ってきて、一緒にラーメンと食べた話が有名な「うまいラーメンとまずいラーメン」の話です。 おそまつさまでした。

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このページは、宝徳 健が2017年6月 6日 23:02に書いたブログ記事です。

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