新聞は後ろから讀め(皇紀弐千六百七十七年六月十日 五)

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 これを書いたら+7。うざいかもしれませんが、目標管理は常に行はないと、私のやうに弱い人間はすぐにだめになります。

 最近のメディアの凋落には、目を覆ふものがあります。新聞もテレビもくだらなすぎます。私はほとんどテレビを觀ませんが、家に歸つたときにテレビを觀ると、茫然自失。よくこんな番組を支へるスポンサーがゐるなあといふ一言しか出てきません。

 新聞。朝日、毎日、東京、共同通信、赤い御三家(北海道新聞、中日新聞、西日本新聞)は、議論の餘地もなく、國家破壊者です。

 でも、

日經:かつてあれほど素晴らしかつたこの新聞がなぜにこれだけ堕落するか。3分も讀めません。
讀賣:財務省御用達 可もなく不可もなくの記事ばかり
産經:我こそは保守なりと叫んでゐますが、まあ、底が浅い。あの「國民の憲法」など、曲學阿世以外の何物でもありません。

 おいおい、どうしたメディア。でも、樂しく新聞を讀む方法があります。ネットニュースでは味はえない方法が。
 新聞は、後ろから讀むと樂しい。前から讀むと、猛獣の社會部の記事、迎合の政治部の記事、薄學の經濟部の記事から讀まされ、つづきを讀む力が湧いてこなくなります。

 特に日經。あの一面の春秋を讀まされて、次に行けますか? つぎに社説を讀まされて、一日を生きる力を失います。そして、とどめが大機小機。その日一日を完全に抹殺してくれます。

 新聞で素晴らしいのは、文化欄とか地方欄です。後ろから讀むと、最後の、政治・經濟・社會を吉本新喜劇のやうに讀めます。まあ、三面記事は適當に。

 昨日の讀賣新聞で解説しませう。

 31面。コボちゃん(四コマ漫画)はいつも面白い。ここで、まず笑ふと、よーし、讀もうかなあとなります。猛獣社會部の「自分たちは正義だ」といふ記事はすっとばします。でも昨日の31面には「雨がおすすめ「床みどり」」といふほのぼのとする記事がありました。
「床みどり」を楽しむ参拝客ら(8日午後、京都市左京区で)=長沖真未撮影

京都市左京区の門跡寺院・実相院で、カエデの青葉が、磨き上げられた漆黒の床に映る「床みどり」が見頃を迎えている。客殿「滝の間」の床は、執事長の岩谷泰輔さん(62)が毎朝布で磨いており、庭の木々の色が映り込む。梅雨時は雨で枝が垂れ、より緑が映えるといい、小雨が降った8日も、鮮やかな緑色が床に映し出された。大阪府茨木市から訪れた女性(39)は「静寂の中、雨で緑がよりきれいに見えた」と話した。秋には紅葉が映る「床もみじ」が楽しめる。拝観料は高校生以上500円、小中学生250円。


 お~、生きたいなあ、となります。


 30面。「「オダサク」上海戯曲」。オダサクとは小田作之助です。東の池波正太郎、西の小田作之助。二人の作品を讀むと腹が減ってしかたがありません。大阪のことばかり書いていた(夫婦善哉とか)オダサクの上海戯曲の草稿が見つかつたさうです。すごい、すごい。讀みたい。


 「村田選手 現役続行」の記事もありました。やれやれ!俺はお前の大ファンだ!精神が折れないスポーツ選手は本當にすごい。ハイレベルなスポーツは、最後は、氣力です。スキルではありません。

 29面。「ブータンから眞子さま帰国」。どこの國に行っても、驚愕される、我が國のいつからつづいてゐるかわからない歴史。これには、どの國もさからいやうがありません。だから、アメリカとか支那は、皇室をつぶしたがるのです。 眞子さまのことは、あまり知りませんでしたが、なんとまあ素敵な方なのでせう。

 25面。付属池田小事件16年。

 當時私は、ちやうど、豐中にいました。救急車とパトカーが事件の重みを知らせるやうに何薹も走りました。許せませんね。でも、8人が刺される時、先生は何をやつてゐたの?ビビつて足も手も動かなかつたのかなあ。これが、現代の最大の問題です。

 同じ25面に「彩で勝負」の記事。枚方市山田池公園の花ショウブのことが。ほのぼのとします。

 あやめとカキツバタと花ショウブの見分け方って大變(笑)。

文目(あやめ)

 


花菖蒲
杜若(かきつばた)

生育地で見分ける


  なんだとか。

 ねっ?ミサイル攻撃を今まさに受けやうとしてゐるときに、學校がなんとかとかどうでもいい。國家安全保障政策をなぜ論議しない。それをメディアの誰もが指摘しない。新聞は後ろから讀め。

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このページは、宝徳 健が2017年6月10日 05:23に書いたブログ記事です。

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