戰國策 再4(皇紀弐千六百七十七年六月十九日 參)

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 蘇秦は、諸国遊説のたびの途中で、家族に会います。
  楚王に遊説しようとして洛陽を通ったときのことです。両親は、部屋を片付け、道を清め、楽隊つきの主席を設けて、三十里先まで出迎えました。妻はオ ドオドして伏し目がち。兄嫁は、はいつくばってにじり寄り、平謝りに昔のことを謝りました。

「姉上、昔は威張っていたのに、いったいどうしたのですか?」
「あなたが出世してお金持ちになったからですわ」

 と言うのを聞いて、蘇秦は、
「ああ、貧乏だと両親までが知らぬ顔。出世をすれば親戚までが恐れ入る。この世に生れたからには地位や金銭もおろそかにはできない」

 では、次回もお楽しみに。

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このページは、宝徳 健が2017年6月19日 03:14に書いたブログ記事です。

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