パラダイムシフト 新・未來日本昔話 四(皇紀弐千六百七十七年八月八日 七)

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 時は、2108年。國民の愚かさにより、日本がつぶれてしまつたといふ設定です。おばあちゃんと孫のまさるくんがそれを論じてゐます。

ま「あ~おいしい、プルシックのプリンはいつもおいしいなあ。おばあちゃん、今後は、プルシックのロールケーキがいい」
お「はいはい(笑)」

お「さて、トランプからだったね」
ま「うん。アメリカの世界の位置づけを語らうとすると、本當は、ウエストファリアまでさかのぼらないといけないんだ。國家といふ位置づけが歐州vsアメリカ・支那では全く異なるからね。でも、そこまでいくと、話がややこしくなるから、その話はいずれするとして」
お「うんうん、どのへんから話すんだい?」

ま「オーソドックスにトランプvsヒラリーあたりかな」
お「樂しみだねえ。聞かせておくれ」

ま「アメリカは1929年の大恐慌で完全に破たんしたんだ。GDPが40%も減少して、失業率なんか25%だよ」
お「それはすごいね。安倍さんの時のGDPが525兆円、失業率は2.6%だつたね」
ま「うん、誰も評価しなかったけど。税収なんて、民主党政權のときは37兆円しかなかつたのに、安倍政権の時は最低でも54兆円。株價は、民主党政權で7000円ぐらいが、安倍政權は、20000円。そして、GDPは毎年上昇し、600兆円も視野に入った。失業率2.6%は自由失業率といって、働きたくない人だけの失業率だから完全雇用なんだよね。なのに、安倍さんが憲法改正を云ひ始めてからメディアは、あることないことをひねり出して、安倍つぶしにはいったんだ。北朝鮮からミサイルがバンバン飛んでくるときに、日本の國會は、そのスキャンダルを話していたんだ。國民もメディアにだまされて、バカみたいなメディアの話を信じて、安倍さんの支持率が落ちていったんだ」
お「そうだね~。國民は、主權者とのたまいながら、何の勉強もせず、人のせいにしていたからね」

ま「まあ、それはまた今度話をしよう。アメリカは1933年にフランクリン・デラノ・ルーズベルトが大統領になつたんだ(以下、FDR)。そして、この大恐慌を脱するために、ニューディール政策をやって一度は改善したけれど、1937年からは財政緊縮に轉じて再び景気が惡化したんだ、要するにニューディール政策では、景氣は囘復しなかったんだ。當時の日本の教科書はニューディール政策は成功みたいに書かれていたけどね」

お「おじちゃんもよく言っていたよ。當時の日本の教科書は、ほとんどが嘘だつたつて。特に歴史がね。それを鵜呑みにした國民も惡いんだけど、それが我が國がつぶれた最大の要因ね」

ま「うん。そこでルーズベルトは考えたんだ。アメリカを最大限活気づけた時代はどうだつたかを」
お「なんだい、なんだい」
ま「おばあちゃん、おなかがすいた。晩御飯何?」
お「おやおや、さっきプリン後食べたばかりなのに(笑)。若いから仕方がないね。まさるが大好きなものばかりそろえたよ。スタミナサラダ、ヒレカツ、納豆、味噌汁、ごはん、ヒジキ・・・・」
ま「やった~。食べてお風呂に入ったらまた話をしてもいい?」
お「いいともさ。樂しみだね~」

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このページは、宝徳 健が2017年8月 8日 06:42に書いたブログ記事です。

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