戰國策 再20(皇紀弐千六百七十七年八月十六日 五)

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 今日から「遠交近攻」です。国家外交の基本ですね。特に、世界で最も軍事密集をしている日本が位置する東アジアでは、誰と結んで、誰と対峙するか という国家戦略は非常に大切なこととなります。

 ここで、登場人物を一人紹介します。范雎(はんしょ)という人です。長い間不遇の身だったのですが、秦に行って昭王に意見書を出したことがきっか けとなって、なんと秦の宰相となります。戦国時代の有名人のひとりです。

 范雎が秦の昭王に説きました。

「お国はまことに天険の地、東西南北に天然の要害があります。また戦車は千輌、勇卒百万を擁しています。この武力をもって諸侯にあたるのは、名犬が 足の悪いウサギを追うようなものです。天下に覇をとなえるのも難事ではありません。それなのに、国境を固めるばかり、あえて、函谷関(かんこくかん:最も 強い要害)から東に出撃されないのは、宰相の補佐がよろしくないからであって、王の落ち度でもあります」

 ズバッと言いますね~。どうなることやら。明日のお楽しみ。

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このページは、宝徳 健が2017年8月16日 08:33に書いたブログ記事です。

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