どの本よりわかりやすい南総里見八犬伝 再53(皇紀弐千六百七十七年九月二十七日 參)

| コメント(0) | トラックバック(0)
 なんと、見八(けんぱち)だけではなく、旅籠屋の息子、小文吾までが、玉を持ち、体に痣があるではありませんか。信乃と見八は、身を乗り出して、旅籠屋の主人の話を聞きました。そのときです。

 「あんたがた、何という図太いことだ。ここは千葉家の領分、古河御所と親しい間柄ゆえ、訴えられたら一大事、危ないことがわからないのですか」

 声の主は、旅籠屋の息子、小文吾でした。小文吾は、父を探しに来て、三人が夢中で話している内容を聞くと、一旦家に帰りました。というのは、見八は鎖帷子(くさりかたびら)、信乃の着物も血だらけです。こんな格好で街をあるけば、いきなり御用となります。ですから、二人の着替えを家から持ってきたのです。なんちゅう、いいやっちゃ~。

 着替えた信乃と見は地は、旅籠屋の主人が先頭になって旅籠屋まで案内されました。息子の小文吾は、後からついていきましたが、途中で誰かに襲われます。でも、力自慢の小文吾は、相手を投げ倒して、悠々と家に戻りました。

  でも・・・・・・・。この時の戦いで、小文吾は、信乃の衣を、落としてしまったのです。さ~、信乃の運命やいかに。ジャンジャン!

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/7152

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2017年9月27日 08:35に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「命の手紙 54(皇紀弐千六百七十七年九月二十七日 弐)」です。

次のブログ記事は「戰國策 再32(皇紀弐千六百七十七年九月二十七日 四)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。