戰國策 再37(皇紀弐千六百七十七年十月十一日 五)

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 方はどうぞ。

 昨日からの続きです。斉の宰相、鄒忌(すうき)は妻と妾と客に、斉きっての美男子、徐公よりも男前だといわれます。

 その後、鄒忌(すうき)は、参内して威王に謁見します。

  「私は自分で徐公の方が男前だと思っています。ところが妻も妾も、客までも、口をそろえて私の方が男前だと申します。なぜでしょう。妻には身びいきがあるからです。妾は私がこわいからです。客は私の歓心を得ようとするからです。

 さて、斉は領土千里四方、城百十二の大国です。当然お側に仕える女官たちは王を身びいきします。家臣たちは王をこわがります。国中の者は王の歓心を得ようとします。してみますと、あなたは目をふさがれたも同然でございます」

 さて、威王はどう言うでしょうか。つづく。

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このページは、宝徳 健が2017年10月11日 14:30に書いたブログ記事です。

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