明日は始発に乘るので今、明日の分のブログを書きます。
光源氏が朧月夜のところに忍び込んでいつたとき、急に嵐が來て、心配した右大臣(朧月夜の父)がみにきました。そこには光源氏の男帯が落ちてゐました。
右「なんだこれは」
光源氏が朧月夜のところに忍び込んでいつたとき、急に嵐が來て、心配した右大臣(朧月夜の父)がみにきました。そこには光源氏の男帯が落ちてゐました。
右「なんだこれは」
奥を覗くと、男がゐます。右大臣はそれが光源氏であることがすぐにわかりました。
引きずり出して暴こうかとも思ひましたが、それも大人げない。その場を立ち去りました。
朧月夜は、恥ずかしいやら困ったやら。死ぬほどつらくなりました。
右大臣は、短氣で、思慮の浅い男なので、この出來事を、さっそく、弘徽殿大后に告げました。
この女こそ、今の光源氏の一番の政敵です。朧月夜の姉でもあります。
右大臣にしてみれば、以前、朧月夜を光源氏に世話しやうとしたときに、つれない返事をしたくせに、こっそりと手をつけられてしまひました。娘の將來を案じ、なんとか朧月夜を帝の後宮にいれたのにまたもこの始末。「私が信じたのが愚かだった」。と嘆きます。 つづく
引きずり出して暴こうかとも思ひましたが、それも大人げない。その場を立ち去りました。
朧月夜は、恥ずかしいやら困ったやら。死ぬほどつらくなりました。
右大臣は、短氣で、思慮の浅い男なので、この出來事を、さっそく、弘徽殿大后に告げました。
この女こそ、今の光源氏の一番の政敵です。朧月夜の姉でもあります。
右大臣にしてみれば、以前、朧月夜を光源氏に世話しやうとしたときに、つれない返事をしたくせに、こっそりと手をつけられてしまひました。娘の將來を案じ、なんとか朧月夜を帝の後宮にいれたのにまたもこの始末。「私が信じたのが愚かだった」。と嘆きます。 つづく
コメントする