戰國策 再39(皇紀弐千六百七十七年十月十四日 參)

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 「呂不韋の先物買い」の続きです。秦の始皇帝の父(荘襄王:この当時は子楚)が趙に人質となっているとき、呂不韋が子楚を担ぎ出そうとします。続きです。陽泉君は、呂不韋に別室で話を聞かせてほしいといいます。呂不韋は話し始めます。
   「王は老齢なのに、皇后の華陽夫人には実子がありません。王亡き後は、妾腹の子供が後を継ぎます。そうなれば皇后の御殿には誰ひとりよりつかなくな ります。さて、今趙に人質になっている子楚さまは、首を長くして西の空をながめ、貴国を待ち望んでいます。もし皇后がこの人を呼んで太子にたてれば、子楚 さまは国を、皇后様はわが子をもつことになります」

「なるほど」

 ということで、陽泉君は、姉の皇后にそれを話しました。

 今日の話はここまでですが、このころ、呂不韋は、趙に人質になっている子楚に、お金を私、趙での人脈作りをさせます。かなり生活にゆとりができた 子楚は、女がほしくなります。呂不韋は、自分が囲っている女を提供します。でも、この時、この女は、呂不韋の子供を身ごもっています。子楚はそのことを知 りません。生まれてくる子供を自分の子供と思い込みました。この子こそ、後の秦の始皇帝なのです。つまり、始皇帝は呂不韋の子供ということになります。ま た、この女は、かなり淫乱で、始皇帝が王の位についたあとも、男問題を起こします。この話はいずれまた。

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このページは、宝徳 健が2017年10月14日 16:05に書いたブログ記事です。

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