大東亞戰爭開戰日(皇紀弐千六百七十七年十二月八日)

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 今日のブログはこれだけです。昨日は、時間の使い方を間違へました。

 今、NHKで憲法(典)のことをやってゐます。憲法學者が市民に憲法(典)の講義をしてゐるとか。國家破壊行爲ですね。まずは憲法と憲法典の違ひを國民レベルでしっかり知ること。憲法學者は、憲法典學者ばかりです。ダイシーもバジョットも讀んでゐません。さう、國民レベルでも、吉野作造、佐々木惣一、帝国憲法義解(井上毅)、ダイシー、バジョットは讀んだはうがいい。でないと身近に迫った憲法(典)改正論議が國民レベルでできません。

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イギリス憲政論(中公クラシックス)
    




 難しいのが嫌な人は、倉山満のこの本が最適です。

 閑話休題。阿川三部作と云はれるものがあります。「山本五十六」「米内光正」「井上成美」です。よくもまあ、この三人の戰犯をここまで美化できるものです。この阿川三部作に騙されてゐる人が、今でもかなりいます。

 今日は、大東亞戰爭の開戦日です。「ニイタカヤマニノボレ」の指令で、眞珠彎を攻撃しました。「トラトラトラ」が成功の打電です。
 この攻撃を東条英機は、數週間知らなかったと云ひます。

 山本五十六といふ、もしかしたらアメリカかソ連のスパイではないかとも思ひたくなるやうな愚將により我が國は敗戰に追い込まれました。世界最強の帝國陸海軍を有しながら。軍の官僚制度の疲弊が我が國をつぶしてしまひました(スパイといふ表現に「えっ!」と思はれる方もいると思ひますが、實際に、大本營參謀の瀬島龍三はソ連のスパイでした)。

 山本五十六に戻ります。

①なぜ、アメリカと戰不必要があつたのか。我が國は、石油が欲しくて開戰しました。なら、インドネシアで十分。我が國からインドネシアに世界最強の帝國海軍を配置してゐればいい。日本を戰爭に引きずり込みたくてしかたがないルーズベルトは開戰の理由は見つかりません。アメリカへこちらから仕掛ける必要はなかった。あるとすればフィリピンだけですが、マッカーサーがいたフィリピンなんて最弱の軍でしたから。

②なぜ、あれだけ攻撃したのに、燃料タンクを攻撃しなかったのか。米軍の高官が、あの時タンクをつぶされていたら・・・・・と語ってゐます。

③なぜ、ハワイを占領しなかったのか。陸軍と仲が惡いのはわかります。でも、ハワイを占領し、戰艦大和をもっていけば、大和の火力に對抗できる船はまだ、アメリカは太平洋に準備出来てゐませんでした。

 この後、ミッドウェイ、ガダルカナル、ソロモンなど、戰略・作戰なき愚策が行はれます。まるで、「どうぞ、敗けますので、この軍隊をつぶしてください」と云はんばかりに。

 もう終はつたことですが、とにかく、阿川弘之とか司馬遼太郎とか山崎豊子とか半藤一利とかに騙されないでくださいね。

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このページは、宝徳 健が2017年12月 8日 05:30に書いたブログ記事です。

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