行つてみたい(皇紀弐千六百七十七年十二月二十七日 參)

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 家で飯を食ふやうになつてからは、夕刊をポストから取るのは私の仕事になりました。かみさんに任せてゐると、朝まで夕刊を取りません。なので、夕刊が第二の朝刊のやうな位置づけになります(笑)。

 私は、夕刊が好きなのです。面白い記事がたくさん。今日の讀賣新聞夕刊も面白い。ブログに紹介したいものばかりです。

 まずは、お坊さんでもあり歌人でもある大下一真(おおしたいっしん)先生の記事。うまい文章ですね~。賈云ふ文章を書ける人には敬意を表します。大下先生の、紀行文や和歌は素敵なんです。

鵯(ひよ)の声 聞かぬと見上ぐる 空高し さえぎるものなく 寒さは降るか
除夜の鐘 撞き終え音立て 蕎麦すする 僧形この身も 寒さは寒し
天窓に 白き光を 運ばすは どなたぞ人の 世は朝となる
かそかなる 音の軋みて 霧動く 夏の暁闇 明けんとしつつ
水色の 羅の袈裟まとえば おのずから 風立つ心に 晩の経誦す

 さて、記事です。これは、思はずすべてを放り投げて大分旅行に行きたくなります。私なりに解説します。
 まずは、大分県臼杵市と佐伯市が紹介されてゐます。かみさんの両親の實家が佐伯なので、家族3人で行つたことがあります。息子が小學生のときです。なんと、かみさん方の両親の親、つまり、息子からみたら曾祖父母は、息子が生まれた時は、全員御存命でした。ありがたいことです。

 佐伯は素敵な街でした(交通の便は惡いが(笑)。大分は、大分驛をすぎると單線になります)。臼杵も食いものがうまい。生まれて初めてソニックに乘りました。

 大石先生の記事は、なぜか、佐伯に行つたことだけ触れ、詳細はなし(涙)。

 臼杵は石佛が有名です。特に有名なのが、古園石仏の大日如來です。密教の世界では、大日如來は、如來の中で一番の佛です。



 如來と菩薩の違ひはご存知ですか? 菩薩はまだ煩惱があるので、衣服やらアクセサリーやらをたくさんつけてゐます。如來は、解脱してゐるので、一切アクセサリーは身に着けず、衣服もボロボロです。如來獨特の特徴は割愛します。ただし、大日如來だけは、冠をかぶつてゐます。

 そこから、湯布院に泊まられて、次の日は玖珠町。その次が宇佐神宮です。八幡神社の総本山。

宇佐神宮は八幡宮八幡神社の総本宮です。


 ここは由緒があり、そして、荘厳な神宮です。和気清麻呂と道鏡の事件はご存知ですよね?あやうく、道鏡に天皇家が乗つ取られさうになりました。

 そして、大石先生は、国東(くにさき)の麿崖佛に行きます。

 ここには行ったことがない。鬼の石段といふさうです。こんな坂を昇つていきます。しんどそ~。

いいな~。私の理想の老後。 八十歳まで働いて、八十歳から九十歳まで讀書と旅をして暮らすのが夢です。 あ~あ、またひとつの記事が長すぎた(涙)。明日につづきます。











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このページは、宝徳 健が2017年12月26日 20:54に書いたブログ記事です。

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