昭和天皇御製(皇紀弐千六百七十八年一月四日 五)

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 御製とは、製(ぎょせい)とは天皇陛下の詩歌や絵画などの作品のことで、特に和歌を指して使われる言葉です。昭和天皇はそのご生涯に1萬首もの和歌をお詠みになられてゐて、そのうち900首ほどが公開されてゐます。

あらたまの 年を迎へて いやますは 民をあはれむ こころなりけり

 昭和天皇がまだ摂政の時代に正月の宮中歌會はじめで詠まれた御製です(大正十三年)。

 前の年に關東大震災がありました。

 廣き野を 流れゆけども 最上川 海に入るまで にごらざりけり

 雄大な歌です。陛下御自身が御政道で濁らないぞと決意されてゐます。大正十五年の御製です。

ふる雪に こころきよめて 安らけき 世をこそ禱れ 神のひろまに

 昭和六年の御製です。天子樣の主なお仕事は祭事です。私たちの伺ひしれないところでいつも私たち臣民を慈しんでくださつてゐます。これ以上の幸せはないですね。

 こころをすっきりさせたかったので天子樣に甘えてしまひました。古今東西、統治していただく方を天子樣とお呼びできるのは我が國しかありません。

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このページは、宝徳 健が2018年1月 4日 05:12に書いたブログ記事です。

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