おみくじ研究(皇紀弐千六百七十八年一月十六日 五)

| コメント(0) | トラックバック(0)
 橿原神宮→西宮神宮と續いて次は素戔嗚神宮です。甲子園球場のすぐ横にあります。あつ、さうだ。宗像大社でも、おみくじを引いてしまった。誰かが言ったかなあ「そんなにたくさんおみくじを引いてご利益あるの?」。 ぷっ、おみくじは「ご利益を得る」ために引くものではありません。だから、「大吉」とか「大凶」とかはどうでもよいのです。神樣はそんなに簡單にお願いは聞いてくれません。だから、どんな宗教でも、踊つて神樣の氣をひかうとしたり、大きな聲で訴へたりします。この「訴へ」が「うったぶ」に變化し、「歌ふ」となりました。

 もつと笑つてしまふのは、神社でお参りをしてゐるとき、懸命に手をあはせてお願いごとをしてゐる人が多いこと。神社では、軆を清めるのが目的であつてお願いごとをするためではありません(商賣にならないから、各神社ではお願いごとを賣つてゐるが)。

 もつともつと笑つてしまふのが、御手水の時に、あの柄杓で直接水を飲んで、ガラガラとうがいをしてゐる人を觀たとき。きちゃね~。

 素戔嗚神社に戻ります。

甲子園素盞嗚神社


星野仙一氏の揮毫によるボール型のモニュメント岡田彰布氏の揮毫による「野球塚」ボール型やベース型の絵馬やお守り


 小さい神社ですが、さすが甲子園の横です(笑)。では、どんなおみくじか。
 結構、良い内容なので二囘にわけて。

漸漸濃雲散(ぜんぜんとしてのううんさんず)
 あつきくも ぜんぜんにちりて のひはるるなり

看看月再明(みよみよつきのふたたびあきらかなるを)
 くもりし空 はれわたり月の光 一天に かがやくをみるべしh

逢春花草開(はるにおふてかそうひらいて)
 草木も 春にあへば めを出し はなさきさかへ ひいづるなり

雨過竹重青(あめすぎてたけかさねてあをし)
 竹は雨降ればすくすく色深くなり 雨はめぐみうるほすといふ

 なかなか良いおみくじでしょ?

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/7409

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2018年1月15日 21:18に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「どの本よりわかりやすい南総里見八犬伝 再80(皇紀弐千六百七十八年一月十六日 四))」です。

次のブログ記事は「おみくじ研究(皇紀弐千六百七十八年一月十九日)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。