カウンセリングの技法 再17(皇紀弐千六百七十八年三月六日 四)

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 カウンセリングには三段階がありました(20101008)。

①リレーションをつくる
②問題の核心をつかむ
③適切な処置をする

 リレーションを作るために「受容と支持」が必要でした。問題の核心をつかむために「繰り返し」「明確化」「質問」を勉強しました。

 今は、③適切な処置を勉強しています。今回は処置の中のケースワークの第二のスタイルです。このケースワークは経営においてかなり使えますね。


 ケースワークの第二のスタイルは、環境そのものに働きかけることです。

 あるカウンセリングの例です。シンナーを吸っている少年が母親に連れられてやってきました。まず少年とだけ会いました。母親に伝えてほしいことはないかと聴くと、

①家に帰ったとき臭いをかがないでほしい

②外で何をしてきたか聞かないでほしい

でした。これを母親に伝えました。母親は父親に伝えました。父親はこれを紙に書いて台所に貼りました。お母さん、この通りするんだぞ、と。

 周りの人の態度を変えてもらうことによって当事者の心理的問題を解くことが、ケースワークの第二のスタイルです。

 態度を変えるのではありません。、物理的環境を変えることもケースワーク的処置です。壁やカーテンの色を変えてみる。音楽を流す、壁に絵をかける。休憩時間を挿入してみる、祖父母を息子夫婦の台所を別にする、スケジュールを変える、などはその例です。

 会社でもそうですが、これ、結構家庭でも反省するところがあると思いませんか?

 カウンセリングとは身近にあることですね。

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このページは、宝徳 健が2018年3月 6日 04:01に書いたブログ記事です。

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