戰國策 再76(皇紀弐千六百七十八年五月五日 參)

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 楼緩の意見に押された趙王は、また虞卿に相談に行きます。意思決定ができない、鳩山首相みたいですね。
 虞「楼緩は『講和しないと、来年又せめてくる。そうするともっと多くの土地を割いて講和することになりはしないか』とのこと。しかし、いま講和しても絶対攻めてこないとは保証してくれません。さすれば、と知を与えても、少しもとくにはなりません。来年又攻めてくる。するとまた与えずともよい土地を与える。これでは自滅あるのみです。講和しないほうがよろしい。たとえ、秦がどんなに攻めても、城六つはとれるものではありません。趙の守りは弱いといっても、城六つを失うことはありますまい。攻めあぐんで引き上げるときは、秦の兵も疲れきっているはずです。そこで、城五つを諸侯に与えて、味方につけ、疲れきった秦を攻めます。城五つを諸侯に与えるかわりに、その代償を秦から取るのです。これで十分算盤にあいます。むざむざ土地を与えて、秦を強大にしてやるのとくらべ、どちらが名案でしょうか?」

 虞卿の話はまだまだ続きます。

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このページは、宝徳 健が2018年5月 4日 20:55に書いたブログ記事です。

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