どの本よりわかりやすい南総里見発見伝 再100(皇紀弐千六百七十八年五月六日 參)

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 浜路のお母さんが現れたところまででした(20100505)。

 この南総里見八犬伝、もう内容がわからなくなったという方が何人かいらっしゃいます。私の書き方がまずいのかな。ごめんなさいね。もうすぐ終わります。終わったら一冊の本にしますね。

義:犬川荘助(いぬかわそうすけ) 大塚村で蟇六・亀篠夫婦に雇われていた額蔵
礼:犬村大角(いぬむらだいかく) 現八と出会った、妖怪に騙され ていた人
智::犬坂毛野(いぬさかけの) 小文吾が軟禁されているときに助けた女に化けていた犬士
忠: 犬山道節(いぬやまどうせつ) 浜路の兄。不思議な行者。
信:犬飼現八(いぬかいげんぱち) 大塚村の信乃の隣に住んでいた糠助の子供。古河で、 信乃と対決して一緒に行徳に流れていった。
孝:犬塚信乃(いぬづかしの) 大塚村の番作の子供 浜路の許婚
悌:犬田小文吾(いぬたのこぶ んご) 行徳の旅籠屋の息子
 信乃と浜路が話していると、浜路の母親が出てきました。

「いたずらものがいたぞよ。みんな起きよ起きよ」

 一同がかけつけると浜路は、はっと目を覚まして、美しい女が現れて自分の体にはりついたことまで覚えているがそれから後のことは、いまどうしてこんなところにいるかとうこともわからぬといいます。そこで信乃が亡き浜路のことを話すと、浜路の父親が、実は浜路は自分の子ではなく、大鷲を射殺したとき、近くで泣いていた子供を拾ってきたのだと打ち明けました。
 
 母親は、ある男と不義密通を重ねていたので、邪魔になる浜路を追い出し、信乃を陥れようとしましたが、犬山道節に救われました。その足で、甲斐の国に行くと犬河荘助もヽ大法師(ちゅうだいほうし:久しぶりですね)もそこにいました。ヽ大法師は、伏姫が亡くなったときに八つの玉を追い求めて旅に出た人でした。

 ヽ大法師の話によると、浜路は二歳のときに大鷲にさらわれた安房守、里見義成の娘浜路姫に違いありませんでした。ヽ大法師の部下が浜路を安房の国に送り、三人はまた仲間を探す旅に出ました。

 さて、次回はまた船虫が出てきます。つづく・

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このページは、宝徳 健が2018年5月 5日 20:24に書いたブログ記事です。

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