昨日から、七十二候 小満 次候 紅花榮です。「べにばなさかふ」と讀みます。
山形が有名ですよね。
別名 末摘花。源氏物語に出てきます。
なつかしき 色ともなしに 何にこの すえつむ花を 袖にふれけむ
すつごいシコメなんです。末摘花は。
末摘花を暗いところで抱いた光源氏ですが。まだ、ちやんと顔を見てゐません。ある日見てみると、光源氏の身体は硬直します(笑)。なんじゃいこの女は。
こんな發言は完全にセクハラですね。
でも、光源氏は、決して見捨てません。きちんと自分の屋敷に末摘花の部屋を創ります。空蝉に振られ、夕顔に死なれ(今、このブログで書いている場面です)、そして、紫の上を迎へたところ。
また、第二帖の 雨夜の品定めにも かういふ女性のことが出てきます。
さてさて、随所にかういふしかけが施され、千年以上も、みんなが、解釈を研究してきた源氏物語。この世界の奇跡の対策をかういふ日に少し樂しみませんか?
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