紅花榮(皇紀弐千六百七十八年五月二十七日 弐)

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 昨日から、七十二候 小満 次候 紅花榮です。「べにばなさかふ」と讀みます。

ベニバナ

 山形が有名ですよね。

 別名 末摘花。源氏物語に出てきます。

なつかしき 色ともなしに 何にこの すえつむ花を 袖にふれけむ



 すつごいシコメなんです。末摘花は。

 末摘花を暗いところで抱いた光源氏ですが。まだ、ちやんと顔を見てゐません。ある日見てみると、光源氏の身体は硬直します(笑)。なんじゃいこの女は。

 こんな發言は完全にセクハラですね。

 でも、光源氏は、決して見捨てません。きちんと自分の屋敷に末摘花の部屋を創ります。空蝉に振られ、夕顔に死なれ(今、このブログで書いている場面です)、そして、紫の上を迎へたところ。

 また、第二帖の 雨夜の品定めにも かういふ女性のことが出てきます。

 さてさて、随所にかういふしかけが施され、千年以上も、みんなが、解釈を研究してきた源氏物語。この世界の奇跡の対策をかういふ日に少し樂しみませんか?

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このページは、宝徳 健が2018年5月27日 06:02に書いたブログ記事です。

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