晩年(皇紀弐千六百七十八年六月一日)

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 これだけ本を讀んでも、まだまだ讀みたい本が出てきます。本を讀めば讀むほど讀みたい本が出てくる。なんて素敵なんだ。

 太宰治の晩年。これは面白い。
 奥さんに裏切られ、共産主義運動に挫折し、心中から生き残った太宰治は、自殺を前提に遺書のつもりで書き綴ったのが、この「晩年」です。若干二十七歳で「晩年」と云ひきれるこの凄まじい迫力。短編集なので、讀みやすい。ぜひぜひ、お讀みください。562圓で賈へます。




 酒場の女性と心中をしますが、一人助かります。斜陽や人間失格なども面白いですね。

 でお、最後は、女性と入水自殺をしました。

 天才とははかないものです。

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このページは、宝徳 健が2018年6月 1日 11:48に書いたブログ記事です。

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