なんとまあBCPが出来ていないなんて(皇紀弐千六百七十八年六月十九日)

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 昨日の大坂地震はすごかったですね。ほとんど災害が起こらない大阪なので、みんな慣れていません。私は、8時難波發 名古屋行近鉄特急の出發を待ってゐました。津に向かうためです。

 電車がとても揺れました。最初は「なんと、下手な運転手だ」と思ひましたが、長く続くので、「あっ、これは地震だ」と思ひました。 しばらくすると地上への避難命令(近鉄難波駅は地下にあります)。

 地上に出ても、御堂筋線等地下鉄、在来線がすべてストップ。新大阪駅に回って名古屋経由で津に行こうかと思っても、タクシーは拾えないし、新幹線もストップ。移動もできません。
 タクシーをなんとかして捕まえやうと試みました。私の手前に一人の男性が、そこにやうやく空車が。ところが、その空車がその男性の前をスルーして私のところで止まりました。

私「さっきのお客さんはいいんですか?」
タ「いいんです。かういふときはお客様を選ばないとあとでクレームとか大變なのことになるんです」
私「(笑) 私は合格なんだ」
タ「はい、品のよさそうなお顔をされてゐたので」

 私の品がよい? 人を見る目がない運転手さんです(笑)。とにかく、事務所に行くことが出来ました。でも、阪神電車が動いていないので、帰宅できません。結局、帰宅できたのは、18時です。なんとまあ、難波大服に10時間を費やしました(笑)。

 今朝、触るのもけがらわしい朝日・毎日以外は全紙讀みました。

 すると生活インフラへの言及が。

 なんと、ガス(大阪ガス)で1週間以上、水道が未定。

 これを讀んで。

なんじゃいBCPもやっとらんのかい

です。やっているかやっていないかはすぐにわかります。やっていても書面上だけでのものかどうかも。

 BCPをやっていたら、かういふ表現には絶對になりません。

 BCPで一番必要なキーワードは 

RTO

です。目標復旧時間と云ひます。予め、各事業のRTOを決めておき、突発的なことが起こったときに、RTO以内に各事業が復旧するかどうかで、BCPを発動するかどうかを決定します。

 この新聞記事を見る限り、大阪ガスともあろうところが、その概念もないんだということがはっきりとわかります。我が國には虐殺の歴史はありませんが、災害の歴史は多々あります。

 今、BCP(事業継続計画)は、絶對に必要です。ちょっと連載しますね。

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このページは、宝徳 健が2018年6月19日 10:07に書いたブログ記事です。

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