腐草爲蛍(皇紀弐千六百七十八年六月十一日

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 昨日から、七十二候 芒種 次候 「腐草爲蛍」です。「くされたるくさほたるとなる」と讀みます。

 蛍が暗闇に光を放ちながら飛び交ふ頃です。蛍はきれいな水邊に住んでゐると思はれがちですが、蒸れて腐りかけた草の中で灯をともします。
 神樣は、こんなに美しいものをこの世に出してくださいました。毎年書いてゐますが、小學校三年生一学期までいた大阪から、静岡県駿東郡裾野町(現 裾野市)に轉校しました。裾野町は、いたるところに富士山の湧水が噴出してゐます。だから、遠足の時に水筒は持つていきません。

 この時期、きれいな川の水邊をあるくと、それはそれは幻想的な蛍の光に包まれることができます。初めて見た時、「この世にこんなにきれいなものがあるのだらうか?」と感動しました。光を踏んでしまひさうで歩けないんです。



 こんな湧水がいたるところにあります。

 川はこんなにきれいです。

 自然といっぱい遊びました。情緒を覺へた土地でした。

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このページは、宝徳 健が2018年6月11日 12:11に書いたブログ記事です。

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