源氏物語 再41(皇紀弐千六百七十八年六月十七日 六)

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 どこまで書いたつけ・・・? さうだ。藤壺が光源氏の子供を産んだところからでしたね。帝に寵愛される藤壺とその子供に、宮中の嫉妬の嵐が吹き荒れます(20180104)。

 負けてゐられるかと、藤壺は、氣強くなつて、産後の肥立ちもまずまず。元氣も囘復してきました。
 御子は、生まれたときから光源氏によく似てゐます。育つにつれ、ますます似てきます。光源氏は、その子をみたくてしかたがありませんが、藤壺は、頑なに光源氏が近づくのを拒否します。

 帝は、目に入れても痛くないほど幼子をかはいがります。光源氏に似てゐることも、あまり疑念は抱きません。「美しいものは似るものだ」と。

 一方、光源氏と若紫(紫の上)は仲睦まじく暮らしてゐます。一緒に人形遊びはするわ、琴と笛で遊ぶわ・・・。若紫はまだ子供ですが、とても賢く、センスも抜群です。父娘とみれば理想的ですが、う~ん、まだ特定の關係でわありません。

 さて、話はかはりますが、ここの好色な女性が一人登場します。もちろん、名前はありますが、混亂を避けるために、名前は書きません。

 源氏物語を讀むときには、とにかく、紫式部の意図やしかけを見抜きながら讀むことが最大のポイントです。さて、この女はなぜ登場したのでせうか?


千年の 時を經ながら 思ひはこぶ 式部のしかけ 式部のいたづら

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このページは、宝徳 健が2018年6月17日 05:09に書いたブログ記事です。

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