①リレーションをつくる
②問題の核心をつかむ
カウンセラーの表情は豊かであることが求められます。
カウンセラーは私的感情を出してはいけません。
対抗感情移転を起こしてはなりません。
カウンセラーの生き生きしたフィードバックがどれだけクライエントとのリレーションを形成するでしょうか。むっつりしている人はカウンセラーにはなれません。
第三は、クライエントとの話の内容を記録しておくことです。自分の話をこれほどまでに先生は覚えていてくれた、この先生はこれほど私に関心をもってくれる。これはカウンセリングだけではなく、マネジメント、リーダーシップ、マーケティング、すべてのことにいえることです。「自分の事を知っていてくれる」ことこそ、相手の感動を引き出し、リレーションを高めることになります。
とはいっても、これがなかなか大変です。私は、手帳のカレンダーに、知っている人の誕生日を書いていますが、それでも、見落とすことがあります。手紙を書く一つの目的が、その人とのリレーションを絶やさないためです。
また、今年から、ひよこの仲間を中心に、パーソナル・ポートフォーリオというのをはじめました。すぐにかかわる人全員にはできませんので、少しずつやります。準備するのは、ペンとかかわる人の人数分のクリアケースとメモです。その日、その人とあったこと、聴いたこと、感じたことなどを、日付とともに、メモに記入し、その人専用の(名前が書かれた)クリアケースに入れていくのです。一週間に一度、それを長めるだけでも、その人へのリレーションは格段に深まります。続けたいので、まずは人を絞って、少しずつやりはじめています。
カウンセリングとは、相手のマイナス状態を0の状態にすることなのですが、お分かりいただけるようにクライエントよりもカウンセラーのあり方の方が大切だということです。マネジメント現場や子育ても一緒ですね。
次回もリレーションの形成の続きです。
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