名前は覺へなくてよいのですが、どうしても紹介したい女性がゐます。「源典侍(げんのないし)」です。人柄もよく、才氣もあり、出自もよいのですが、とても好色なんです。十分に年を取つてゐるのに、その氣は衰えません(20170113)。
光源氏は、好奇心をそそれら、冗談半分に誘いかけてみました。すると、典侍は、その氣になるではありませんか。
光源氏は、好奇心をそそれら、冗談半分に誘いかけてみました。すると、典侍は、その氣になるではありませんか。
人に知られてはみつともないので、光源氏はすげなくします。すると典侍は、本氣で恨み悲しみます。仕方なく歌などを交換して痴話をしてゐると、それを帝にみられて、二人とも狼狽します。
親友の頭中將(とうのちゅうじょう:久しぶりですね)も、「あの女はいつまで好色なんだ」と、この2人の關係をからかつてやらうとしたのですが、ミイラ取りがミイラになつてしまひました。
典侍も、まんざらではありませんが、やはり本命は光源氏です。
ある夜、光源氏が典侍をたずね、歌などを交換してゐると、そこに頭中將が來るではありませんか。光源氏は隱れます。頭中將は、「どんなやつが懸想してゐるのだ」と抜刀します。よく見ると光源氏。二人は少し小競り合いをしますが、大笑い。頭中將が、一本取った形でからかいの種にされてしまひます。
光「あ~あ、またつまらないおんなと付き合つてしまつた」
さて、前囘申し上げましたが、源氏物語を讀むときには、紫式部を意図を讀みとるのがコツです。
頭中將もとてもよい男なのですが、光源氏には負けてゐます。この2人のライバル意識で、源氏物語と云ふ小説に味付けをしやうとしてゐます。
特にこの第七帖は、頭中將のことが詳しくかかれてゐます。これからはじまるバトルの前の小休止のやうに・・・・。
藤壺が中宮に立ちます。一波乱もふた波乱もあります。
親友の頭中將(とうのちゅうじょう:久しぶりですね)も、「あの女はいつまで好色なんだ」と、この2人の關係をからかつてやらうとしたのですが、ミイラ取りがミイラになつてしまひました。
典侍も、まんざらではありませんが、やはり本命は光源氏です。
ある夜、光源氏が典侍をたずね、歌などを交換してゐると、そこに頭中將が來るではありませんか。光源氏は隱れます。頭中將は、「どんなやつが懸想してゐるのだ」と抜刀します。よく見ると光源氏。二人は少し小競り合いをしますが、大笑い。頭中將が、一本取った形でからかいの種にされてしまひます。
光「あ~あ、またつまらないおんなと付き合つてしまつた」
さて、前囘申し上げましたが、源氏物語を讀むときには、紫式部を意図を讀みとるのがコツです。
頭中將もとてもよい男なのですが、光源氏には負けてゐます。この2人のライバル意識で、源氏物語と云ふ小説に味付けをしやうとしてゐます。
特にこの第七帖は、頭中將のことが詳しくかかれてゐます。これからはじまるバトルの前の小休止のやうに・・・・。
藤壺が中宮に立ちます。一波乱もふた波乱もあります。
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