Tennis Diary この本に自己の発掘をせよ 9(皇紀弐千六百七十八年六月十七日 弐)

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 この日誌を書いてゐると、子供の頃のことがいろいろと思い出されてきます(笑)。

 私はどうやら昔から先生への反発がかなりあったやうですね。でも、ただ反発したわけではないですよ。「どう考へてもそれはおかしいだろう」といふときだけです。普段は品行方正な模範生(笑:自分で云ふな。違ふと思ふ)だつたのですよ。

 小學校三年生の時です。給食の脱脂粉乳が牛乳に變はることになりました。脱脂粉乳なんて飲めたものではありません。脱脂粉乳だけではなく、昔の給食はあれは人間が食べるものではありませんでした。

 それが牛乳に變はる。天にも昇る氣持ちでした。私たちに與へられた選択肢は、「白牛乳」「コーヒー牛乳」「フルーツ牛乳」でした。「毎日コーヒー牛乳が飲める!」私はもうウキウキです。

 先生からアンケート用紙が渡されました。「3つあるけど、かならず白牛乳に〇をつけること」と先生。私「おかしいではないですか? その理由を教えてください」先生「理由などない。云はれたとおりにやればいい」私「なら、こんな紙は必要ないではないですか?先生が白牛乳に〇をつければいいではないですか」。先生は、怒り心頭です。 別に白牛乳でもいいのです。じゃあ、なんでこんな無駄なアンケートをとらせるのかといふ不条理に腹を立てました。

 友人の一人が「お前、何にすんねん。俺はコーヒー牛乳や」と。その友達と二人で次の日はコーヒー牛乳に〇をして出すと約束し帰宅。父と母にそれを云ふと、笑ってゐました。何も云ひません。次の日に、紙を出すと先生が「宝徳だけが、コーヒー牛乳や」。 「裏切られた!!!」 友人はまともに私の顔を観ることができません。 私は立たされました。 なぜ立たされたのか五十年經った今も理解できません。

 えっ?牛乳はですって?結局 白牛乳です。怒られたこと、立たされたことが無意味です。

 まだまだ振り返ります(笑)。

 それでは日誌。



3/17
 何か月ぶりだろう。こうして筆を取るのは。入試が終わって2回テニスをしたが何か物足りない。コートがうまく確保できないのだ。ランニングは短距離からはじめているが、少しずつ距離を伸ばしていきたい。

 明日はいよいよ合格発表の日である。私の運命を左右するといっても過言ではない。しかし、恐らく合格であろう。だてにこの一年苦しんできていない。高校生になるまでの一か月間、これは大変貴重だろう。この間にできるだけ自己の成長に努めなければならない。

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このページは、宝徳 健が2018年6月17日 04:22に書いたブログ記事です。

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