入院中でも懲りない男 事故篇 2(皇紀弐千六百七十八年八月九日 參)

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 醫療といふのは素晴らしい仕事なのですが、國家資格を持った人間のプライドのぶつかり合いでもあります。だから、横の連携がとても困難です。

 トヨタはあれほどの組織あれほどの國際化でありながら、この横連携、横展開が出來てゐるのです。これは中小企業でも十分取り入れられることです。このシリーズを通してただ醫療をみていくだけではつまらないので、醫療の横展開をどう改善すればいいかを考察して自分たちの仕事の改善も檢證しませう。

 さて、平成三十年八月五日(日)
 六日に手術なので前の日からきてくれと云はれてゐました。
 十一時に来てくれと。

 まず、どこに来てくれと云はれてゐません。説明を受けた時は、入院説明や入院手続をするサポートセンターへといふこと。でも、休日はあいてゐません(私もうつかりしてゐました)。

 探しまくると、別の館に休日受付といふところがありました。

 「すみません、本日から入院なんですが」といふと、一番前にいた人が、忙しそうに、少し後ろを振り向いて、「本日入院の方です。お願いします」と云ひました。

 何人かが「はい」と返事をしました。

 それから40分・・・・・。しびれを切らした私は。

 「まだですか? 今日は入院するなと云ふことですか? 歸りませうか?」

といふと、慌てて、思ひ出したやうに担當者が出てきました。

 さあ、始まりです(笑)。組織間のインターフェイスがまったくできていない病院經營です(斷つておきますが、この病院は醫療技術は抜群です)。

 〇號棟に行くやうに言はれました。つづく

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このページは、宝徳 健が2018年8月 9日 10:28に書いたブログ記事です。

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