貞観政要 再17(皇紀弐千六百七十八年八月十四日 參)

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 唐の太宗が行った理想の政治といわれる貞観の治を書いた「貞観政要」を紹介しています。經營にもまったく当てはまりますね(20100216)。

 初心を忘れた太宗に対する魏徴の諫言が続きます。 
 「『書経』にこんなことばがあります。『無益な事をして有益なものを阻害すれば、必ず成果があがる。珍しい産物を珍重して実用なものを軽視しなければ、生活は豊かになる。犬や馬はその土地のものでなければ飼ってはならない。珍しい鳥や獣も他国からもってきて飼ってはならない』

 陛下は、即位された当初は何事につけ堯舜を手本とされ、金や玉には目もくれず、質素な生活を営まれておられました。ところが近年、珍奇は品に目を奪われ、手に入れにくいものなら、どんな遠方からでも取り寄せ、一目見て気に入ったものなら、すぐに作らせます。上に立つ者がこのような贅沢を好んで、下々の者には質素な生活を望んでも、それは無理というものでしょう。また、商業や工業にばかり力を入れておきながら、肝心の農業に豊な収穫を期待しても、これまた無理なことは明らかではありませんか。

 これが有終の美を飾れない五つ目であります」


 なんか、これまですべてのことが、自分に言われているような気がします。国家の在り方もまさにそうですね。まだまだ、続きます。

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このページは、宝徳 健が2018年8月13日 19:29に書いたブログ記事です。

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