昨年から、軍事研究をしてゐます。「軍事」といふ言葉を聞くだけで嫌惡感を覺へる人がたくさんいますが、大いなる間違いです。江戸幕府が軍事政權でなかったら、明治維新はありませんでした。戰國時代が軍事政權でなかったら、我が國は歐州に征服されてゐました。問題は運用なのです。それを規定するのが、憲法です(憲法典ではない。今日は、憲法典の解説はやめます)。
そんなところまで話さなくても、軍事研究をしてゐると、「これは、民間は甘すぎるな。今の自分も甘すぎるな」と思うことしきりです。つまり、私たちの生き方では、
戰場では確實に死ぬ
といふことです。自分だけならまだいいです。
確實に部下を殺してしまふ
のです。私達民間人には秩序がない。それでいて權利を主張するばかりでワーワー騒いでゐる。やくざの盃秩序の方が私達民間人よりまだましです。なのに、暴対法のやうにやくざばかり取り締まる法律ができます。
自衛隊ではかう云ひます。
魅力あるリーダーは安定感がある→ないリーダーは感情的になる
魅力あるリーダーは部下の話を聞く→ないリーダーは意見をかぶせる
魅力あるリーダーは部下に共感を求める→ないリーダーは同調を求める
魅力あるリーダーは意見を求める→ないリーダーは聞き流す
魅力あるリーダーは腹をくくる→ないリーダーは言い訳を考える
魅力あるリーダーは丸くおさめる→ないリーダーは自分が勝とうとする
魅力あるリーダーは部下を休ませる→ないリーダーは部下をこき使う
魅力あるリーダーは権威を振りかざさない→ないリーダーは勘違いする
魅力あるリーダーは自省する→ないリーダーは肩書を気にする
魅力あるリーダーは投資をする→ないリーダーは浪費をする
魅力あるリーダーはブレない→ないリーダーはブレる
う~、耳に痛いですね。十七歳の私、六十二歳の父は、これらができてゐます。今の私はこれをもう一度創らないと。コンサルが企業の中でリーダーとなる難しさはありますが、いつの間にかそればなされているといふ觀點では、ほんもののリーダーになれるのかもしれません。といふか、獨立したての私はそうしてゐました。
善く戰ふ者は、これを勢に求めて人に責(もと)めず、故に能(よ)く人を択びて勢に任ぜしむ(孫子)
(性格や能力に関係なく、そに人の能力を最大限に引き出し、かつ引き出せる体制を整えるのがリダーだ)
さあ、十七歳の私です。昭和五十一年です。
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生活面においてなにかにたよるということをやめよ。これにはいろいろな意味が含まれているが、主に何かにたよってしまって、やるべきことや今現在がおろそかになるのがいちばんいけないことだ。とにかくたよってはいけない。
→蛇足コメント
う~。これが一番、今できていない涙
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