さて、この源氏物語シリーズの今日の記事から「再」が消えました。つまり、ひとつ前の記事までは以前書いていたもので、今日から書くものは、新しいものです。「再」を掲載してゐるうちに、私の源氏物語研究もほんの少し進みました。まあ、これは、紫式部が、後世の人間たちに喧嘩を賣つてゐるやうなものです。これを、普通の本のやうにまともに讀もうとしたら、大變ですね。
讀むコツを知ることですかね。研究を重ねていくうちに、それが大切なことに氣づきました。それを少しずつ紹介します。
まず、全體像です。源氏物語は全部で五十四帖です。「ゴジュウシジョウ(ゴジュウシジヤウ)」あります。それが3つのパートに分かれるのですがこれは次囘。
そして、和歌が七百九十五首出てきます(お願いだから和歌を 句 と云はないでくださいね。句は俳句です)。 これは泣く子(七九五)も黙ると覺へるさうです(笑)。
では、つづきです。政敵 右大臣の屋敷に潜んで 朧月夜と逢瀬を重ねた光源氏ですが、なんとなんと、その右大臣に見つかってしまひます。
短氣で思慮が浅い右大臣は、この出来事を なんと 弘徽殿女御(こきでんのにょうご)に傳へてしまひます。
海大臣はこの件は世間に漏れないやうに、特にせっかく後宮に朧月夜を入れたのだから、帝には絶對に知られないやうにと云ひ付けます。
でも、弘徽殿女御は腹の虫がおさまりません。光源氏失脚のチャンスとばかりに作戰を練り始めるのです。
光源氏ぴ~んち!!!!
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