雷乃収聲(皇紀弐千六百七十八年九月二十三日)

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 今は、七十二候 秋分 初候 「雷乃収聲」です。「かみなりすはなちこえをおさむ」と讀みます。

 雷がおさまる頃です。入道雲から鱗雲に變はる頃ですね。暑さ寒さも彼岸まで。過ごしやすい季節になってきました。
 この頃の雷は稻妻と呼ばれます。稻妻は、もともと稻の夫(つま)といふ意味です。古くは夫も妻も「つま」と呼んでゐました。稻妻が稻の實をはらませると思はれてゐたからです。強烈な夏の日差しの
後に恵みの雨を運んでくる稻妻をよろこんだのですね。

 雷の多い年は豐作だといはれています。
 
 「雷」は夏の季語。「稻妻」は秋の季語です。

 我が國は美しいですね。

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このページは、宝徳 健が2018年9月23日 08:28に書いたブログ記事です。

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