天の神々はこのニ神に天の沼矛(あまのぬぼこ)を授けました。天上界から旅立ったニ神は、天と地を結ぶ中間地点にある天の浮橋というところから、 天の沼矛をまだ、固まっていないどろどろの下界に差し入れて、ゆっくりとかき回しました。かき回した後、その矛を引き上げると矛先についた塩気がしたたり おちて、島をつくりました。その島をオノゴロ島といいます。
二人はそこで子作りをすることにしました。もう男女の感覚ががまんできなくなったのです。そのオノゴロ島には、大きな柱があって、ふたりはそこを 回ってからまぐわおうということになり(この前に、すごい記述があるのですがちょっとエッチですので割愛)、柱をお互い逆方向から回りであったところでま ぐあうことになりました。
柱を回り、「アナニヤシエヲトコ」と、最初にイザナミから声をかけてからまぐあうと、未熟児が生まれてしまいました。これでは国づくりはできないということで、やっぱり、男 が先に声をかけなければとなって、もう一度やりなおして、今度はイザナミから声をかけました。「アナニヤシエヲトメ」
そして、生まれた最初に生まれた国土が淡路島です。ですから、「国のはじまり淡路島」といいます(このことを知ってる人さえ少ない現代)。続い て、四国が生まれました、身ひとつに4つの顔がついているので四国となりました。次に、隠岐筑紫(九州)その後佐渡や本州が生まれ八つの島になりました。 ですから、日本の国のことを大八島(おおやしま)ともいいます。
さて、ここで高御産巣日神(タカミムスビノカミ )を紹介しなければなりませんね。この話の最初の七人の神樣の一人です。實はこの神樣を知らないと、後々の話にぬけが出来てしまひます。けふは「國の始まり淡路島」だけ覺へてください。この言葉さへも知らない國民ばかり。
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