いかんいかん。ブログを書かない日が續いたと思つたら、書き始めたら一氣にたくさん。宇佐美の親父が一番嫌いなパターンです。今、天國から視線を感じました。親父が怒つてゐます(涙)。
いつも云はれてゐました。
「寳德なあ、調子が良いときはたくさんやつて、惡いときは少ししかやらない。これが一番いかん。儲かつてゐるときに贅沢して、儲からなくなつたら節約する。同じことだ。
いつも同じやうにやれ」
と。親父、ごめんなさい。
もうひとつ教へていただいたこと(數限りなくありますが、今、思ひ出したこと)。
寳「親父さん、人つてどうしたら云ふことを聞くんですか?」
とある時聞きました。
親「1万囘同じことを言へ」
寳「へっ?」
親「寳德なあ、1万囘を365日で割つたらいくつだ」
寳「27.4年です」
親「さうだ。約30年だ。一日一囘しか傳へないとなあ、傳はるのに30年かかるんだ。一日三囘で10年。一日十囘で3年。一日三十囘で1年だ。あっはっは~」
寳「・・・・・・」
親「お前、今、無理だと思つたらう」
寳「・・・・・」
親「寳德なあ、人はなあ、たつた四囘か五囘言っただけで、『何囘も言いました』と云ふんだ。たつた四囘か五囘でだぞ。一万囘云ふ氣持ちがあつたらなあ、五十囘や六十囘は云へるだらう。そうすれば
たいてい云ふ事を聞きよるわ」
この教へは、サラリーマン時代の役職者になったときに、とても役に立ちました。
眞理といふのはシンプルですね。
あ~、親父さんのことを思ひ出したら、涙が出てくる。
私にとつては、出光佐三店主を除けば、石油業界唯一の眞實でした(佐三店主とは直接お會いひする機會がありませんでした)。
コメントする