(皇紀弐千六百七十五年九月十七日)→書いている内容は九月十五日です。三年前の心臓バイパス手術の時の闘病日誌を振り返ってゐます。
いよいよ最終囘です。十四日間の入院。この年で、この時期に。正直な感想です。助かった。命がではありませんよ(もちろんそれもありますが)。自分の人生がです。見つめ直す時間があつたこと、たくさんの方々が、私のために力を盡してくださつたこと。
それらを通して、自分の人生にもつと素直になることの重要性を確認することが出來ました。それを、この年で、この時期に確認できたことは、私はまだ生かされてゐることになります。
さあ、もう一度、燃えるやうな人生を送れよ。この1年間ぐらい、自分がどうもおかしい、何かおかしいと思つてゐました。自分のバランスが、いつもの自分と違つてゐたのです。心・技・體・生活は一體なのを思ひだしました。
すべての方々に感謝合掌。さう、何事にも感謝する氣持ちも・・・。
それらを通して、自分の人生にもつと素直になることの重要性を確認することが出來ました。それを、この年で、この時期に確認できたことは、私はまだ生かされてゐることになります。
さあ、もう一度、燃えるやうな人生を送れよ。この1年間ぐらい、自分がどうもおかしい、何かおかしいと思つてゐました。自分のバランスが、いつもの自分と違つてゐたのです。心・技・體・生活は一體なのを思ひだしました。
すべての方々に感謝合掌。さう、何事にも感謝する氣持ちも・・・。
九月十五日(入院十四日目 術後十一日後)
たいしたものです。三枝の心臓バイパス手術の患者を、術後十一日後に退院させてしまふ病院が岐阜ハートセンターです。
720
朝の院長巡囘。院長「おはようございます。いよいよ退院ですね」寳「はい」看「あら、もう着替えてゐる」全員「爆笑」。
前の日にカテーテル檢査をやつてくれたH内科医と久しぶりに會ひました。「先生、いろいろありがとうございました。明日、退院です」「リハビリをしつかりね」。人の云ふことを聞いてゐません。これも多くの醫者の惡ひところです。自分の云ひたいことは云ふけれど、人の云ふことは聞かない。だから、多くの醫療關係者にとつて、圧倒的に不足してゐるのが、「プレゼンテーション腦力」「カウンセリング腦力」「アスキング腦力」です。リーダーシップ腦力と統括腦力もさうなんですが、その原因はこの三つとなります。
醫者は、その價値よりも壓倒的にその存在が髙く評価されすぎてゐます(辯護士も)。何か、全人格がすべて素晴らしいやうな評價を、世間の人はします。加えて若いうちから「先生」と呼ばれます。結果として、世間一般の價値觀とはかけはなれてしまふ危險性に満ちた世界が廣がります。
この點については、別記事「醫療關係者に物申す」(後日シリーズ)で詳しく見ていきませう。
まあ、それを差引いても、患者満足の髙い病院でした。
着替えて、荷物を整理して、準備万端です。
900
榮養指導のKさんが病室に來る。なるほどね~。なぜ血管が詰まつたかを、生活習慣特に食生活から解説してくれました。ふむふむ。まあ、かなりきついけど、もう同じ過ちはおかさない。これだけたくさんの人が、私の病氣のために力を盡してくれたのです。これに應へないと男ではありません。それに、自分の慾よりも、私には實現したい夢がたくさんあります。人生の中盤戰に向けて、そんな慾はどうでもいい。
途中K先生が病室に。K先生と何人かの方と一緒に寫眞撮影。はい、ピース。ブログに掲載していいか聞いてゐないので、お見せできないのが殘念です。K先生、ありがとうございました。
榮養指導に戻る。この人が病院の献立をつくつてゐるやうです。素晴らしい。重度の動けない患者にとつては、特に、入院中の食事は樂しみです。いえ、食事しか樂しみがありません。ただ、軆によいからといふ献立だけでは、生きる氣力を失つてしまひます。食べる樂しみが献立に必要です。それを見事に實現してゐます。
「入院とは治療(の指導)」であることを始めて知りました。通院とはほとんど場合が診療です。良い惡ではなく、それは仕方がないことです。
でも、入院は、かかはるすべての人が「治療」に當つてくれます。退院後の生活・治療も見据ゑながら。
治療は醫者任せにするのではなく、普段の生活の中で、自分でやることもわかりました。ただ、その治療の方法がわからない。入院期間中、それを必死に習得しました。「なーるほど、食事はこの程度でいいのか」「ほーーー、毎日自分の軆について、かういふ數値を管理すればいいのか」「そうか、かういふ食べ方をすると、量は少なくても樂しく食べることが出来るのか」・・・。體感できたのはよかつた。
さあ、娑婆に出ます。娑婆には、一見素敵な誘惑がいーーーーーーーっぱい。それに打ち克ちます。あっ、何ですか、読者の皆様のその目。疑つてゐるでせう。
仕方がないか~。これまでのことがあるもんね~。これからの自分の行動で證明するしかありません。
1000
さあ、歸るぞ。荷物を持つて外に出ると、看護婦さんが「寳德さん、ダメよ、まだ、退院手續の書類を書いてもらつてゐないよ」。・・・・・すみません・・・・・。1020に終了。
スタッフステーション(このネーミングが素晴らしい。通常、ナースステーションです。ナースだけではなく、サポートの人も醫者も含めて、すべての人間が患者をサポートするといふ宣言です)の人たちに「お世話になりました。ありがとうございます」と大きな聲で挨拶して、病院を去りました。
あっ、さうだ。かういふ大きな手術・治療のときは「限度額適用認定証」を必ず事前に取得してください。そして、入院前に病院に提出してください(コピーでいい)。私の場合、心臓バイパス手術といふ大きな手術もあつて、室料を除く治療費が約280万円でした。限度額適用認定証を事前に渡しておいたので、支払いは約7万円です。もし、渡しておかなければ、拂へないところでした。健保協会に申請すればすぐに對應してくれます(申請書はダウンロードできる)。
病院からタクシーで岐阜羽島へ(まだ、荷物の上げ下ろしが少し怖い)。マスクをしてゐます(術後に他の病氣をもらふのが怖い)。岐阜羽島から新大阪へ。新大阪に着いたとき、あの、日本一おいしい立ち食いうどん屋へ寄りたくてしかたがありませんでしたが、止めました。炭水化物は控えめに。
新大阪から大阪事務所へ。郵便物を受け取つて、少し仕事を整理してから、家に。家の近くの駅までガミさんが迎へに來てくれました。會ふとさつそく、喧嘩です。今、TVで「假面夫婦」とかいふドラマがありますが、うちの場合、假面をかなぐりすてて對決しすますので、假面になる暇がありません。
歸宅したらSZさんから早速仕事の電話(笑)。神樣が早く仕事に復歸しろといつてゐるのですね~。
たいしたものです。三枝の心臓バイパス手術の患者を、術後十一日後に退院させてしまふ病院が岐阜ハートセンターです。
720
朝の院長巡囘。院長「おはようございます。いよいよ退院ですね」寳「はい」看「あら、もう着替えてゐる」全員「爆笑」。
前の日にカテーテル檢査をやつてくれたH内科医と久しぶりに會ひました。「先生、いろいろありがとうございました。明日、退院です」「リハビリをしつかりね」。人の云ふことを聞いてゐません。これも多くの醫者の惡ひところです。自分の云ひたいことは云ふけれど、人の云ふことは聞かない。だから、多くの醫療關係者にとつて、圧倒的に不足してゐるのが、「プレゼンテーション腦力」「カウンセリング腦力」「アスキング腦力」です。リーダーシップ腦力と統括腦力もさうなんですが、その原因はこの三つとなります。
醫者は、その價値よりも壓倒的にその存在が髙く評価されすぎてゐます(辯護士も)。何か、全人格がすべて素晴らしいやうな評價を、世間の人はします。加えて若いうちから「先生」と呼ばれます。結果として、世間一般の價値觀とはかけはなれてしまふ危險性に満ちた世界が廣がります。
この點については、別記事「醫療關係者に物申す」(後日シリーズ)で詳しく見ていきませう。
まあ、それを差引いても、患者満足の髙い病院でした。
着替えて、荷物を整理して、準備万端です。
900
榮養指導のKさんが病室に來る。なるほどね~。なぜ血管が詰まつたかを、生活習慣特に食生活から解説してくれました。ふむふむ。まあ、かなりきついけど、もう同じ過ちはおかさない。これだけたくさんの人が、私の病氣のために力を盡してくれたのです。これに應へないと男ではありません。それに、自分の慾よりも、私には實現したい夢がたくさんあります。人生の中盤戰に向けて、そんな慾はどうでもいい。
途中K先生が病室に。K先生と何人かの方と一緒に寫眞撮影。はい、ピース。ブログに掲載していいか聞いてゐないので、お見せできないのが殘念です。K先生、ありがとうございました。
榮養指導に戻る。この人が病院の献立をつくつてゐるやうです。素晴らしい。重度の動けない患者にとつては、特に、入院中の食事は樂しみです。いえ、食事しか樂しみがありません。ただ、軆によいからといふ献立だけでは、生きる氣力を失つてしまひます。食べる樂しみが献立に必要です。それを見事に實現してゐます。
「入院とは治療(の指導)」であることを始めて知りました。通院とはほとんど場合が診療です。良い惡ではなく、それは仕方がないことです。
でも、入院は、かかはるすべての人が「治療」に當つてくれます。退院後の生活・治療も見据ゑながら。
治療は醫者任せにするのではなく、普段の生活の中で、自分でやることもわかりました。ただ、その治療の方法がわからない。入院期間中、それを必死に習得しました。「なーるほど、食事はこの程度でいいのか」「ほーーー、毎日自分の軆について、かういふ數値を管理すればいいのか」「そうか、かういふ食べ方をすると、量は少なくても樂しく食べることが出来るのか」・・・。體感できたのはよかつた。
さあ、娑婆に出ます。娑婆には、一見素敵な誘惑がいーーーーーーーっぱい。それに打ち克ちます。あっ、何ですか、読者の皆様のその目。疑つてゐるでせう。
仕方がないか~。これまでのことがあるもんね~。これからの自分の行動で證明するしかありません。
1000
さあ、歸るぞ。荷物を持つて外に出ると、看護婦さんが「寳德さん、ダメよ、まだ、退院手續の書類を書いてもらつてゐないよ」。・・・・・すみません・・・・・。1020に終了。
スタッフステーション(このネーミングが素晴らしい。通常、ナースステーションです。ナースだけではなく、サポートの人も醫者も含めて、すべての人間が患者をサポートするといふ宣言です)の人たちに「お世話になりました。ありがとうございます」と大きな聲で挨拶して、病院を去りました。
あっ、さうだ。かういふ大きな手術・治療のときは「限度額適用認定証」を必ず事前に取得してください。そして、入院前に病院に提出してください(コピーでいい)。私の場合、心臓バイパス手術といふ大きな手術もあつて、室料を除く治療費が約280万円でした。限度額適用認定証を事前に渡しておいたので、支払いは約7万円です。もし、渡しておかなければ、拂へないところでした。健保協会に申請すればすぐに對應してくれます(申請書はダウンロードできる)。
病院からタクシーで岐阜羽島へ(まだ、荷物の上げ下ろしが少し怖い)。マスクをしてゐます(術後に他の病氣をもらふのが怖い)。岐阜羽島から新大阪へ。新大阪に着いたとき、あの、日本一おいしい立ち食いうどん屋へ寄りたくてしかたがありませんでしたが、止めました。炭水化物は控えめに。
新大阪から大阪事務所へ。郵便物を受け取つて、少し仕事を整理してから、家に。家の近くの駅までガミさんが迎へに來てくれました。會ふとさつそく、喧嘩です。今、TVで「假面夫婦」とかいふドラマがありますが、うちの場合、假面をかなぐりすてて對決しすますので、假面になる暇がありません。
歸宅したらSZさんから早速仕事の電話(笑)。神樣が早く仕事に復歸しろといつてゐるのですね~。
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