すごい本が出ましたね~。
本書は、昭和十三年に刊行され、その年の直木賞候補にまでになりながら、敗戰後、GHQ(占領軍)によって没収・廢棄処分にされました。その幻の名著が復刻しました。
著者は、當時、大阪毎日新聞の記者です。すごい觀察眼です。筆の力もすごい。「支那事變」の樣子が生々しい。
ちなみに、私たちが小中學校(髙校かな)のときは、支那時變でした。大人になってから、いつのまにか日中戰爭となつているのにびつくりしました。
あれは事變です。支那共産党は、あれを戰爭としなければ、自分たちが戰はなかつたことがばれてしまい正當な戰勝國の權利が主張できなくなります。 でも、日中戰爭ではありません。宣戦布告もなく、正式な戰爭の手順を踏んでゐません。なぜか、
當時の支那大陸には正式な政府などなかつたのです
それにも増して、この本は、純粋な日本兵の姿が描かれてゐます。涙なしには讀めません。
日本兵たちは、敵弾に倒れるのを恐れず、戰はずして病に倒れるのを恐れ、たとへ重い病氣になったとしても、最後まで前線で戰はおうとします。また、傷ついた敵兵に乾パンを與へ、支那国民党軍によつて逃げられぬやうに機関銃に針金で縛り付けられたまま死んでいる若い敵兵(支那人は、自國兵をかういふ風に扱ひます)を哀れに思ひ葬ります。
一方、日本兵が目撃した、支那兵による支那人同朋に對する略奪・凌辱は筆舌に盡しがたいものがありまます。通州事件と同じく、ブログでなど書けないひどさです。民を守るべき軍が、民から略奪し、民を凌辱するのです。
占領軍(GHQ)が隱したくなるはずです。「日本の軍は正しかった」「侵略者でないことが一發でわかる」からです。
最近、正しい本がたくさん。今の若い人がうらやましい。若いうちから、眞理、眞實、事實に触れることが出来ます。
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