以前は、十月十日は體育の日でした。つまらない法律によって、祝日がひんまげられて、歴史も情緒もなくなりました。
さて、事務所の片づけをしてゐたら、懐かしい本がいつぱい目に止まります。あ~、昔はよく勉強していたんだなあ、と。 勉強再開ですね。とにかくあと二十年しか働けません。その二十年と云ふ時間資源をどう使つていくか。とての大切なテーマです。
目に止まつた本の一冊を眺めてゐると、「アルコール・ブラックアウト」といふ言葉が飛び込んできました。三千冊近くある本の中からたまたま目に止まつた本で、開いたところで目にはいつた言葉がこれだなんて。
酒量は、大幅と云ふか極端に落ちてゐます。前は飲めば飲むほど飲んでいたのに(笑)。
アルコール・ブラックアウトといふのは、飲みすぎた次の日に起きてみると、飲んだ時の記憶がすっかりなくたっていることです、
ある人がこんな実驗をしました。
「體重1㎏あたり2.2ミリリットルのウオッカを空腹時に10分間で飲み干し、酔いがまわったところで地図の路線を覺へる」
結果、酔った状態で記憶したものをしらふのとき思ひ出そうとすると、記憶の再生能力が落ち、反對に、しらふのとき記憶したものは酔った状態では思い出しにくくなることがわかりまし。
ところが面白いことに、酔ったときに記憶したものを再び酔った状態で思ひ出す場合には、記憶の障害ほとんどなかつたさうです。
なので飲酒時に起こった嫌なことを酒では忘れられないと云ふことですね(笑。酔った勢いで犯した失態が、宴會のたびに話題になるのはかういふことなのですね。
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