前囘書いたものを再掲しますね。
私は年間二百二十冊以上の本を讀みます。ジャンルは多岐にわたりますが、歴史や古典の占める割合がかなり多くなつてゐます。これを十五年以上続けてゐますので、三千冊は讀んでゐます。だけど、これまで、「邪馬台國」といふ言葉に出逢つたことはありませんし、邪馬台國の論爭誌以外には、「邪馬台國」なんて云ふ字さえみたことがありません。
なんでみんな邪馬台國のことを騒ぐんだらう??? おかしいなあ。
とずつと思つてきました。まあ、あまり騒ぐ必要もない事なので、この好奇心旺盛男がそれについて調べたことのないし、調べる必要性もあまり感じてゐませんでした。
今囘、ある一冊の本が上梓されました。
な~るほどね~といふ感じです。
TV番組で「スッキリ」といふのがありますが、あの感覺よりもスッキリです。
とても面白いので「超譯 邪馬台國は存在しなかつた」のタイトルで明日 元旦から書きますね。
では、始めます。
邪馬台國は、「魏志倭人傳」に出てきます。研究の對象はすべて魏志倭人傳に限られます。もつと云ふと、邪馬台國も卑弥呼も魏志倭人傳にしか出てこないのです。
膨大な技師倭人傳の中に、全部で二千文字 つまり、四百字詰め原稿用紙にして、わずか約五枚の文章でしかないのです。
歴史をプロパガンダにしかしない支那人が書いたたつた四百字詰め原稿用紙五枚ぐらいのことを、我が國では、必死に研究してゐる人が何人かいて(それも長きにわたつて)、なんと、千冊以上の關連本が出てゐるさうです。日本人の好奇心は世界の民族の中でNO.1ですが、それでも笑つてしまいますようね。
では、魏志倭人傳とは何者か。次囘は、それをほんの少し。つづく
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