えべっさん 1(皇紀弐千六百七十八年一月六日 五)

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 もうすぐ十日えびすですね~。樂しみ。

 でも、えびすさんって誰??? 私は、西宮神社が 全國えびすさんの総本山だとずつと思つてきました。でも、違ふやうです。

 古事記を知らないとよく理解できないかもしれませんので、最初に簡單に解説を。本當に簡單にですよ。ただし、我が國の在り方を示す重要なことです。
 天から命じられた伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)は、天浮橋(アメノウキハシ)に立つて、天沼矛(あめのぬぼこ)という大きな矛で大地をかき混ぜました。その時、矛からポトンと滴り落ちたのがオノゴロ島です。
 
 そこで伊邪那美命と伊邪那美命は子作りを始めます。その時に二人は確認します。

 「あなたの身体は私と同じですが、ひとつだけ違ふところがあります。(と、お互いに出てゐるところと引っ込んでゐるところを確認して)、では、そのあなたの引っ込んでゐるところに、私の出てゐるところを入れて子供を創りませう)」と。だから、日本では、男女は身体の構造が違ふだけで、男女は平等なのです。ただし、身体の構造が違ふ「男女區別」はあります。我が國の歴史の中でとても大切なところです。我が國が男尊女卑などといふのはとんでもない嘘です。イブはアダムの肋骨から生まれました。だから、ユダヤ教もキリスト教もイスラム教もとんでもない男女差別があります。いちいち「男女平等」を聲髙に叫ばないといけないぐらいに。それではダメだと新約聖書でマリアを登場させました。

 我が國は、千年前に女性が小説を書いてゐます。歐州では、その頃帰属でさえ、女性が詩や小説を書いたら殺されてゐます。

 閑話休題。

 大きな柱をお互い逆方向に回りました。伊邪那美命が伊邪那美命に聲をかけます。「アナニヤシエヲトコヲ」(まあ、なんていい男なんでせう)。そして、子作りをしたら、未熟児が生まれてしまひます。伊邪那岐命と伊邪那美命は、その未熟児を海に流します。

 髙天原の神にその理由を聞いた伊邪那岐命と伊邪那美命です。「女性から聲をかけたからだ」と。このことについてはまたゆつくりと書きます。これも大切なところです。

 そして、またオノゴロ島に帰つて、子作りをして生まれたのが「淡路島」です。だから、「國の始まり淡路島」と云ひます。敗戰前は小學生でも知つてゐたこんなことをほとんどの人が今は知りません。

 その海に流された未熟児が えびす さんです。さすが我が國、誰も殺しません。古代からも平和國家だつたことを古事記も傳へてゐます。

 さあ、次囘から 全國の えびす神社をみていきませう。

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このページは、宝徳 健が2019年1月 6日 06:53に書いたブログ記事です。

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