節分(皇紀弐千六百七十八年二月三日)

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 節分ですね。この「節」と云ふ字が日本ではとても大切な字であり概念であることは、これまでこのブログで何度も述べてきました(割愛)。

 我が國では、季節が四つあります。それぞれのスタートの日も決まつてゐます。

 春は「立春 りっしゅん」、夏は「立夏 りっか」、秋は「立秋 りっしゅう」、冬は「立冬 りっとう」です。本當は、節分(せつぶんはせちぶんとも云ひます)は、四囘あります。それぞれの季節の始まりのことを節分と云ひます。

 それぞれの季節の始まりには、邪氣(鬼)が生じると考へられていて、その鬼を追い祓ふ儀式として豆まきが行はれるやうになりました。我が國では、文武天皇んの頃からです。

 室町時代から、冬から春になる時期を一年の境目として、新年と同じぐらい大切な日として立春(春の節分)が重要視され、今に至ってゐます。
 最近では見られなくなった柊鰯(ひいらぎいわし)。


https://kimamatime.exblog.jp/9436960/

 昔は魔よけのために飾られてゐました(鬼退治)。焼いた鰯です。昔から腐ったもの、臭いの強い物、尖ったものは魔よけに効果があると言はれてきました。土佐日記にも出てきます。

 惠方巻? 私は大阪で生まれて小學校三年生の一學期まで、大阪にいましたが、知りませんでした。平成十年に努めてゐた會社の大阪支店に赴任した時、課の女性が節分に「惠方巻はどうしませう?」と聞いてきました。????? となりました。

 少し調べてみました。

 江戸時代からあるのですね。江戸時代に大阪の商人が、花街で、藝遊びをしながら商賣繁盛を願って食べたのが始まりださうです(諸説あるようですが)。

 関西地方の一部だけの習慣でしたが、大手コンビニエンスチェーンが平成十年に全國で大々的に初めて廣がつたさうです。

 まあ、何にせよ、かういふ風習がきちんとつづいていく我が國は素敵ですね。

 まあ、あの愚かなハロウィンはいただけませんが。

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このページは、宝徳 健が2019年2月 3日 08:54に書いたブログ記事です。

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