古代インドには、人生を四つの時期に分ける考へがあつたと、五木寛之先生の御著書にありました。
☆學生期(がくしゅうき)
☆家住期(かじゅうき)
☆林住期(りんじゅうき)
☆遊行期(ゆうぎょうき)
學生期とは、若いうちにさまざまなものごとを學び、經驗をつむ時期です。易經でいふと潜龍ですね。
家生期とは、社會に出て、一家を構へ仕事に勵む実践の時期。
林住期とは、生きるための仕事からリタイアして、人生とは何かを思考する時期です。自分の一生を振り返り、人間にとって大切なのは何かをじっくり考へる。趣味に生きてもいいですね。私はまだまだこの時期を迎へません。
遊行期は、家を離れて旅に生きる放浪の時期です。これいいなあ。すべてを捨てて死のための旅に出る。えっ、そんなの嫌だですって? 私はこうしたいなあ。ロシアの作家トルストイは、晩年家出をして旅先の小さな驛で死にました。人生の締めくくりですね。そのためにも健康でいないと。
まあ、これらの時期をはつきりと分けることはできませんが、ニートやヒッキーは、初めから遊行期(笑)?いや、違ふか。家を出る氣力もありませんものね。
まあ、彼らのことなどどうでもいいや。
う~ん、あと残りの人生をどうやつて生きるかはとても面白いテーマです。今の私のとって。まだまだ、仕事をしますが、こう言ふ言葉に出逢ふといいですね~。
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